働くママ必見!知っておきたい2歳児の育て方
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
2歳を過ぎたころのお子様は、自我が芽生え始めるために「イヤイヤ期」や「魔の2歳児」と呼ばれることがあり、お子様との接し方にお悩みのお母様もたくさんいらっしゃいます。
特に、働きながら育児をされているお母様にとっては、お子様と触れ合う時間が限られるため、より不安に感じられるケースも多いようです。
そこで今回は2歳児を育てる上で知っておきたいことを詳しくご紹介いたします。
2歳児ってどういう時期?
この時期は体の成長とともに心や脳がめざましく成長します。昨日できなかったことがどんどんできるようになり、自我が芽生えてくるため、自分で何でもやりたがります。
その一方、かんしゃくをおこし、何事も拒否してしまう「イヤイヤ期」でもあります。お母様の話を聞かないことも増え、子育てに不安を感じるケースも多いようです。
また、「魔の2歳児」とも言われますが、お子様の成長段階に必要なものですからあまり怖がらずにどんと構えるくらいがよいでしょう。
例えば、自分がやりたいのに上手くいかず、虫の居所が悪そうなお子様に対しては「きっとできるよ。大丈夫!」や「できなくても大丈夫」と声をかけて励ませば、お子様は安心して、「次こそはがんばろう」と再挑戦する気持ちになれます。
できた時は、どんなに小さな事でもほめてあげると自信につながります。
イヤイヤとぐずって、なかなか言うことを聞いてくれない時は、ついイライラして頭ごなしに叱ってしまいそうになりますが、深呼吸したりお茶を飲んだりして気持ちを落ち着かせましょう。
お子様も興奮して話が聞けない時は、膝の上に乗せたり、抱っこして少し落ち着いてから話をしたりすると効果的です。
遊びながらできる2歳児の教育
2歳になると運動神経も発達し、本を1ページずつめくるなど細かい手先の動きもできてきます。
また、「パパ、かいしゃ」など二語文で話せるようになり、「ダメ」など否定の表現を使えるようになります。
この時期のお子様には外遊びや、お友だちとの遊びが大切です。安全な場所で自分の好きなように体を動かして遊べる環境をつくってあげましょう。
室内では、クレヨンなどを用いた殴り書き、つみきで遊ぶのがおすすめです。
テレビやインターネットに頼りすぎないように
忙しくてお子様と遊ぶ時間が確保できない時は、テレビやインターネット動画などに頼ってしまうことも多いですが、コミュニケーション不足や、お子様の成長に影響が出ることも考えられます。
テレビなどよりも絵本を一緒に読めば、言葉を覚えやすくなり、交流の機会も取れて一石二鳥です。
2歳児の食事や味付け
食事も好き嫌いがはっきりして、遊びに夢中で食べない、お菓子ばかり食べるなどの問題が出てきます。
糖分が多いジュースやイオン飲料は、満腹になりやすいので控えめに。また、夜更かし気味のお子様の場合は、早寝早起きを心がけて体内リズムを整えると食欲が出やすくなります。
仕事を終えて帰宅後、がんばって食事の用意をしたのに食べてくれないのは辛いもの。親子で楽しい食事をすることを最優先、時々はお手軽メニューにして負担軽減するのもよいでしょう。
また、食事時間がかかる場合は、30分を目安にします。食事中、テレビなどは消して食事に集中できる環境を整えてください。
糖分・脂肪・塩分のとりすぎに注意
糖分や脂肪、塩分が高い食べ物が好きなお子様は多いです。しかし、子どもでも生活習慣病や肥満のリスクが高くなるので注意しましょう。
2歳児は消化器官が十分に発達していないため、大人と同じ味付けは身体への負担が大きいです。
味覚が決まる3歳くらいまでは自然な薄味に慣れさせておくこと。特にカップラーメンは塩分が多く危険です。消化器官が発達するまでは控えてください。
2歳児は消化器官が十分に発達していないため、大人と同じ味付けは身体への負担が大きいです。
味覚が決まる3歳くらいまでは自然な薄味に慣れさせておくこと。特にカップラーメンは塩分が多く危険です。消化器官が発達するまでは控えてください。
調味料や出汁を活用する
塩のかわりに酢やレモン、糖分はオリゴ糖・きび砂糖・黒砂糖、油は植物性のものを使い、揚げ物はよく油をきって食べさせます。
出汁を活用すれば、薄味でもおいしく食べられます。お子様の分だけ別につくるのは大変ですから、この際、家族全員の食事を薄味にしてもよいでしょう。
2歳児におすすめのメニュー
栄養のバランスが大切ですが、特にカルシウムは不可欠です。
*かぼちゃなど甘みのある野菜がたっぷり入ったポタージュスープ
クルトンの代わりに、高野豆腐(豆腐の5倍以上のカルシウム含有量)を揚げ焼きしたものを合わせるのがおすすめ
*ポテトサラダ
おからやヨーグルトを混ぜてカルシウムを取りやすくします
*煮干しスナック
煮干しのだしがらに、ゴマ・小麦粉・水を混ぜて160℃の油で揚げたスナック
ウィンナーを飾り切りにするという、ちょっとした工夫でお子様の食欲を刺激するのも効果的です。
おやつは午前10時頃と午後3時頃の2回あるとよいですが、スナック菓子や市販のお菓子よりも、おにぎりやふかし芋、果物・乳製品がおすすめです。飲み物も甘くない麦茶などが適しています。
2歳児は心身ともに大きく成長する時期
2歳児は心や脳も発達し自我が芽生えてくる時期です。言うことを聞いてくれず不安なこともあるかもしれませんが、落ち着いて接してあげましょう。
コミュニケーション能力を育むためにも、お友だちとのお外遊びや、手先を使った作業などを遊びに取り入れてあげるのも大切です。
食事は糖分・脂肪・塩分のとりすぎに注意し、自然な薄味に慣れさせます。心身ともに大きく成長する時期なので、密接な親子の時間を過ごしましょう
そのため、好き嫌いをはじめとした「しつけ」をするうえで、非常に重要な時期ともいえます。
「ものを投げる」「すぐ叩く」2歳児のしつけはどうする?
2歳頃になると、なにか思い通りにならないことがあったり、伝えたいのに言葉で表現できないと、ものを投げたり、誰かを叩いてしまうお子様もいます。
エスカレートすると、お友だちや自宅以外でも起こしてしまう可能性もあるので、しっかり対処したいところです。
投げてよいもの・悪いものの区別をつけさせよう
この時期のお子様は好奇心旺盛で、新しいものを見かけると触りたくて仕方がありません。
また、手でものを掴むだけでなく、勢いをつけて放す(=投げる)動作ができるようになるため、面白さからものを投げるケースもあります。
さらに、投げてよいものと投げてはいけないものの区別はつかないため、目に入り、手にしたものは何でも投げてみたいと思ってしまいます。
投げたときに叱るのはよいですが、叱り方が重要です。
何でもすぐに「ダメ」と言ってはいませんか?あまりにも言い過ぎると、お子様にとって「ダメ」が「してはいけない」という意味だとわからなくなる可能性が考えられます。
お子様が投げてはいけないものを投げたときは、厳しい表情でお子様の手を止めながら「投げません!」「投げてはダメ!」とビシッと叱ります。
この時、言葉と身体全体で「ダメ」と伝えることが重要です。興奮のあまり早口で叱り、あれこれと長く叱ると効果がありません。
また、ボールなど投げてもよいものを投げた場合は「上手に投げられたね」と褒めてあげましょう。
するとお子様は、「これは投げてよいものだ」と判断します。その繰り返しで分別ができるようになります。
叩くお子様に叩き返すのはダメ
何か気に食わないことがあると、すぐに叩いてくるお子様もいます。
口では「ママきらい!」と言っていたとしても、本当に嫌いなわけではありません。自分のことを表現できないもどかしさやイライラからくるもので、頭ではわかっていても言葉にできないために手が出てしまうからです。
叩き返してその痛みを覚えさせて止めさせる方法もありますが、その場しのぎでしかなく、根本的な解決ではありません。
まだ2歳だから言葉で言ってもわからないと思われるお母様もいらっしゃるはず。しかし、言葉はわからなくても、表情や感情を読み取る力はあります。
何度も静かに言い聞かせるように伝えれば、本能的に何を言いたいのか、だんだんとわかってくれるようになります。
かんしゃくを起こしている時などは、落ち着くまで待ちましょう。
その間も叩いてくる場合は、しっかりとお子様の目を見ながら手を握り、静かに「叩いてはダメ」ということを言い続けます。
絶対に避けておきたいことは、叩くことをやめさせるためにお菓子などを買ってあげることです。お子様は「叩けばお菓子をもらえる」と覚えてしまいます。
また、何か要求があって叩いてくる場合は、その要求に応じてはいけません。「叩けば自分の要求が通る」と思ってしまい、叩く可能性が高くなります。叩いても何も得られないと理解させましょう。
叱る時は感情的にならず、冷静に何度も教え込むように
お友だちなど誰かに迷惑をかけたときには、その場で一緒に謝ります。それからお子様を抱っこするなどして、なぜそうしてしまったのか、なぜしてはいけないのかをしっかり説明します。
お母様は決して感情的にならず、落ち着いてお子様に接することが大切です。