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幼児期に必要な勉強時間とは?一日何時間勉強させるのが正解?

「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」

幼児期に適度な勉強をさせることで、小学校以降の学習がスムーズに進むケースがあります。小さな子どもの頃のほうが身につきやすい内容もあるでしょう。ただし、無理に勉強させると、勉強自体が嫌いになる可能性もあるため注意が必要です。

そこでこの記事では、幼児期に必要な勉強時間や、勉強をさせるときの注意点などを紹介します。幼児期の勉強方法について知りたい方は、ぜひチェックしてください。

幼児の勉強時間は一日15分がベスト

幼児の勉強時間は1日15分で!

結論から言うと、幼児の勉強時間は一日15分程度がベストです。できれば年少になった頃から、5分でも机の前に座る習慣をつけ、年中や年長の頃には15分くらいは勉強できることを目標にするとよいでしょう。

大人からすると「たった15分」と感じるかもしれませんが、あまり長時間子どもに勉強させようとしても意味がありません。以下、その3つの理由を紹介します。

1.幼児が何かに集中できる時間はとても短い

そもそも、幼児の集中力はあまり長く続きません。集中力が継続する時間は「年齢+1分」が目安とされているため、3歳であれば4分程度、5歳であれば6分程度、集中できれば問題ないのです。すぐにほかの遊びが気になってしまう、机の前でじっとしていられない、などと困ることもありますが、むしろ幼児としては自然なことといえるでしょう。

2.長い時間拘束すると勉強嫌いになる

幼児を長い時間拘束すると、勉強嫌いになってしまう可能性もあるため注意しましょう。幼児は、さまざまなことに興味をもち、遊びながら自然と学んでいきます。それを遮断してまで机の前に無理やり座らせても、あまり効果はありません。怒って強制的に勉強させたとしても、「勉強はつまらないもの」という思考が子どものなかにできあがってしまい、その後も自発的に勉強しなくなる可能性があります。

3.短時間でも毎日机の前に座る習慣をつけることが大切

勉強好きな子どもに育てるためには、短時間でも毎日机の前に座る習慣をつけることが大切です。15分がベストと説明しましたが、そこにこだわる必要もなく、5分でも10分でも問題ありません。重要なのは、毎日机の前に座る習慣をつけることや、勉強は楽しいものだと理解してもらうことです。子どもの性格や興味によっては5分も座っていられないケースもあるかもしれませんが、強制はせず、最初は2〜3分程度を目標にしてもよいでしょう。

幼児の勉強に適した時間帯は朝

幼児が勉強するのに一番適した時間帯は朝です。しっかりと睡眠をとった後は頭が冴えており、子どもの集中力や思考力も高いからです。朝の時間帯に勉強することで、新しい情報をどんどん吸収してくれるでしょう。幼稚園や保育園に行くまでの時間帯に勉強するのがおすすめです。

朝勉強することで習慣をつくりやすい

勉強の習慣をつくりやすいことも、朝の時間帯に勉強するメリットのひとつです。夕方に勉強時間を確保しようとしても、帰りの時間がバラバラであることや、ほかの習い事のスケージュールなどによって習慣化が難しい場合もあります。遊び疲れてしまって、子どもの集中力が続かないケースもあるでしょう。

朝の時間帯であれば基本的に家にいるため、勉強する習慣をつくりやすいでしょう。もちろん、家庭の事情や子どもの性格に合わせて夕方などの時間にしてもよいのですが、習慣化するなら、ある程度決まった時間に勉強させることは大切です。



「勉強させられている」と子どもが感じる行為はNG!2つのNG行為を紹介

勉強をさせるときは、子どもが「勉強させられている」と感じる行為や、集中を妨げるような行為は避けるべきです。ここでは、2つのNG行為を紹介しますので、子どもが勉強嫌いにならないようチェックしておきましょう。

1.勉強しないときでも怒るのは避ける

勉強をさせようとしても、子どもが嫌がったり、集中しなかったりするケースも多いでしょう。言うことを聞いてくれない子どもに対して、ついイライラして怒ってしまいたくなりますが、必要以上に大声を出したり怒鳴ったりするのは避けるべきです。

繰り返しになりますが、幼児期の勉強において大切なのは、勉強は楽しいものだと子どもに感じてもらうことや、勉強の習慣をつけることです。怒ったり強制したりすると、「勉強は苦痛」「勉強は恐怖」という悪いイメージが子どものなかにできあがってしまいます。大きくなってからも勉強嫌いになってしまう可能性があるため注意しましょう。

2.子どもの勉強中にテレビを見るのは避ける

子どもが勉強しているときは、できるだけ集中できる環境をつくってあげることが大切です。とくに、テレビを見たり、おしゃべりをしたりするのは避けましょう。幼児の集中力は低いため、ほかの刺激があると気をとられてしまいます。

幼児期から勉強の楽しさを覚えてもらうための3つのポイント

こうすれば勉強好きに!3つのポイント

幼児の頃から勉強の楽しさを知ってもらうためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、3つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.親も一緒に勉強する

子どもに勉強させるタイミングで、親も一緒に机に向かうと、楽しみながら勉強でき、集中力も高まるケースがあります。親も一緒に資格取得の勉強をしたり、読書をしたりするとよいでしょう。「今は勉強する時間」という雰囲気が家庭内にできあがるため、習慣化にも効果的です。

2.子どもが好きな教材を使う

幼児期の勉強において、難しい計算問題や文章問題を与える必要はありません。親の好みで教材を選んでしまいがちですが、子どもの好きなものを選ばせたほうが楽しんで勉強に取り組めますし、集中力も高まるでしょう。

また、いわゆる「勉強」にこだわる必要もありません。慣れないうちは、絵本の読み聞かせやお絵かき、塗り絵などでもよいでしょう。決まった時間に机の前に座ることを習慣づけてから、さまざまな教材にチャレンジさせるのもよい方法です。

3.ある程度の適当さを取り入れる

勉強を習慣化することは大切ですが、時間や内容にこだわりすぎるのは避けましょう。たとえば、毎日の勉強時間は15分と決めておきつつ、子どもが疲れてきたら早めに終わらせるのもおすすめです。楽しい気持ちのまま終わることで、「もっと勉強したい」という気持ちになってくれることも期待できます。親としても、ストレスなく子どもの勉強に付きあうことができるでしょう。

子どもに勉強の楽しさを感じさせながら習慣化していこう!

今回は、幼児期に最適な勉強時間や、勉強させるときの注意点などについて解説しました。小さな子どもは集中力が長くは続かないため、勉強時間は15分程度がベストでしょう。長時間拘束すると、逆に勉強嫌いになる可能性もあるため注意が必要です。

勉強しないからといって、怒ったり強制的に座らせたりするのも避けましょう。幼児期の勉強において大切なのは、勉強の楽しさを感じてもらうことです。親も一緒に勉強する、子どもの好きな教材を使う、といった方法を取り入れ、楽しさを感じてもらいながら習慣化していきましょう。

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