経験しないとわからない、子育ての大変さ~なにが大変?どう大変?
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
仕事でも遊びでも勉強でも、経験してみないと分からないものですが、子育ても同じです。
育児書や育児の情報サイトをチェックしても、子どもは一人ひとり違うため、子育てに正解はありません。
知識だけで子育てができると思ってしまうと、実際に経験したときの違いに戸惑ってしまうことも多いでしょう。
今回は、子育ての大変さについて、具体的にご紹介いたします。
子育ての大変さは実際に経験した人じゃないとわからない
子育ては大変、ということは知っていても、実際のところ何が大変なのか具体的に分からないという方も少なくありません。
育児経験のあるママが具体的な大変さを伝えられないのは、未経験のことがあまりにも多いこと、そして常に子どもの反応や行動が異なることが理由として挙げられます。
子育ての大変さの具体例
たとえば、授乳は母乳が出ればよいというものではありません。量が充分に出なければ赤ちゃんはお腹が空いて頻繁に泣きますし、小食の赤ちゃんだと乳腺炎になってしまうことがあります。
吸い方がうまくないと乳首がかぶれてしまったり、上手く吸えるまでに時間がかかることもあります。
授乳だけでも、これだけいろいろな苦労があるのですから、もちろんほかにも大変なことはたくさんあります。
新生児の時は、夜中のおむつ替えや授乳、夜泣きやぐずりで寝不足が大変というぐらいですが、成長するごとに育児の内容が変わっていきます。
ミルクから離乳食への移行、家遊びだけではなく外遊び、遊びの種類を増やす、寝返りや立っちの練習、トイレトレーニング、読み聞かせを始めるなど年齢ごとにやらなくてはいけない育児がどんどん増えていきます。
保育園や幼稚園に行くようになったら、まわりのお友だちとのトラブルやママ友との付き合い、園の行事への参加など外部へのアクションが加わります。
子育てには、少し挙げるだけでもこれだけやらなくてはいけないこと、対処しなくてはいけないことがあります。
育児マニュアルが通用しないことも多く、子育ての大変さは経験した人でなければわからないと言われるのももっともです。
子どもの世話だけではなく、空いた時間には家事もしなければならない
家事を手伝わない男性からすると、家事なんて掃除と洗濯、調理だけなんだから育児の合間にできるだろうというイメージがあるようです。
この思い込みが、より一層ママに負担をかけます。
たとえば、掃除も重労働です。
部屋の床掃除、トイレ掃除、お風呂掃除と、やるべき場所はたくさんあります。
テレビや家具などのホコリも少しサボると溜まってしまいます。
洗濯をしたら、干して、取り込んで、畳んでしまう、といった作業もあります。
食事の用意も、献立を考えてお買いものに行って、帰ってきたら下ごしらえをして調理をし、盛り付けまでしなければいけません。
その後は食器洗いをして、拭いて、食器棚にしまう作業もあります。
確かに、忙しい子育て中には家事を手抜きしたり、スマート家電で負担を減らすことはできます。
しかし、それでも人の手でやらなくてはいけないことはたくさんあります。
子育ての合間には、これだけの家事をこなさなくてはいけないため、自分の時間がないという大変さも分かりますね。
”やらなければいけないこと”で肉体的に疲れるが、それよりも精神的な負担が大きい
子どもの世話から家事、人によっては仕事もあるため、ママの肉体的な疲労は大きいです。
しかし、実際にママを追い詰めているのは、肉体的疲労よりも精神的な大変さなのです。
ここでは、子育て中に感じることが多い精神的な負担をご紹介します。
常に子どもの安全を考えなくてはいけない
子どもの年齢に関わらず、ママというのは常に子どもの安全に気を配らなくてはいけません。
新生児の間はうつ伏せになっていないか、布団が呼吸を妨げていないかなどを頻繁にチェックしなくてはいけません。
はいはいや、つかまり立ちをするようになったら、段差や家具の角にぶつからないように注意しなくてはいけません。
誤飲や文房具などでの怪我、道路では飛び出しや交通事故、抱っこをしていても落とさないように気を使います。
ちょっとでも怪我や病気をさせてしまうと、注意が足りなかったから、油断したからなど自分を責めてしまうママも少なくないでしょう。
子どもの怪我も病気も、ある意味不可抗力なこともありますから。すべてが母親のせいではありません。
しかし、子どもの安全は母親が守るという風潮があるため、ママは常に子どもの安全を考えなくてはいけません。これが精神的な疲労に繋がっています。
1人で育児をする孤独感
最近はイクメンも増えていますし、子育てのコミュニティーも増えていますが、それでも育児というのは基本的に1人で行うものです。
夫が育児に参加するとしても、あくまでもママのお手伝いというスタンスです。頼んでいたことが終わればテレビを観たりスマホでゲームをしたりすることも多いでしょう。
まわりに頼りたくても、子どもと離れるのは心配です。子どもの機嫌によってコミュニティーやサークルに参加できないこともあります。
結果的に1人で子育てをするしかありません。
子育てが順調であればいいのですが、うまくいかないことがあれば1人で悩むことになります。
それが続くと自分1人で悩むことへの孤独感が募ります。
この孤独感は、子どもを大切に思い、まわりとの交流よりも子どもを優先し、子育てを頑張ろうという真面目なママほど陥りやすいです。
大変な子育てを乗り切るためにできること
子育ては楽なものではなく、先輩ママも同じ悩みを持って子育てをしています。
先輩ママは、子育てを乗り切るためにいろいろな工夫をしています。
こちらでは、子育てを乗り切る方法をいくつかご紹介いたします。
家事の休日を作る
子育てが大変な理由の1つに、家事との並行があります。
そのため、思い切って家事をしない日を作りましょう。
家庭の状況によりますが、1週間に1回、最低でも1ヵ月に1回は、掃除も洗濯も料理もしないという日を決めて、育児だけしかやらないようにしてみてください。
毎日やらなくてはいけない家事を休めると、気持ちに余裕ができます。
育児があってもリフレッシュできるでしょう。
託児所に預けて自分の時間を作る
毎日24時間子どもの面倒ばかりみていると、ふと1人になりたいと思うこともあるでしょう。
そんな時は思い切って託児所に預けて、好きなテレビを観たり美容院に行ったり、子どもといるとできないことをやってみてください。
用事がないのに預けるのは自分勝手なのでは、と思うかもしれませんが、その思い込みがすでに自分を追い詰めてしまっています。
ママだって人間ですから自分の時間を求めたり、好きなことをしたいと思うのは当たり前のことです。
自分の時間を持ってストレスを発散することで、イライラして育児が嫌になる気持ちもなくなります。
夫に子育て任せる
男性は、子育てを自分の仕事だと認識しない方も多いです。ママがどんなに忙しく動き回っていても、それが自分に関係があるとは思っていませんし、大変さもまったく理解できません。
そのため、1度思い切って子育てを夫に任せてしまいましょう。
もちろん全部任せるのは心配ですが、週に1回は夜泣きの対応をしてもらう、日曜日の午前中はおむつ替えやミルクなどすべての面倒をみてもらうというように決めて任せてみてください。
ママがまったく手を出さず、すべてを任せることで、男性もママの大変さを理解できます。
どれだけ大変かが分かれば、家事を手伝ったり、自分でできる育児に参加するようになるかもしれません。
いずれにしても、男性は黙っていても分かってくれる、というタイプの人は少ないです。ママが指示を出して子育てを経験してもらいましょう。
どんなに大変でも子育てはいつか終わります
子育ては、想像以上に体力も精神力も消耗されます。投げ出したくなることもあるでしょう。
成長しても、年齢ごとに苦労の種類も変わります。終わりの見えない育児の大変さに途方にくれることもあるでしょう。
しかし、大変な子育て中にも、たくましく成長していく子どもと時間を共有できる幸せな瞬間がたくさんあります。
頑張りすぎると幸せも感じられなくなってしまいます。
疲れた時には息抜きをし、いつかは終わってしまう子育てを楽しんでください。