うちの子は写真が嫌い?子どもが写真嫌いにならないために意識すべきこと
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子どもが写真嫌いになるのはなぜ?2つの理由を紹介
写真が大好きで、カメラを向けるとポーズを決めたり笑顔になったりする子どもがいる一方、写真が嫌いで、カメラを向けてもまったく笑わない子どももいます。
自分の子どもが写真嫌いだと、ほかの子と比べて悲しくなってしまうこともありますが、子どもがカメラを嫌がることにはいくつかの理由があります。ここでは2つの理由を紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
1.子どもの気持ちを無視してカメラを向けている
「かわいい子どもの姿を記録しておきたい」「離れて暮らす家族や友人にも見せてあげたい」など、親には写真を撮る明確な目的があります。もちろん、子どもをかわいいと思う気持ちや、誰かと共有したい気持ちがあるのは当然です。
ただ、子どもに対する思いが強くなりすぎると、子どもの気持ちやペースを無視してカメラを向けてしまうケースもあります。写真の意味や目的を理解している親とは異なり、子どもには「自分の姿を残しておきたい」といった気持ちはほとんどないでしょう。嫌がる子どもの写真を無理に撮ろうとすると、さらに写真嫌いになる可能性もあるため注意が必要です。
写真が嫌いというよりは、「自分の気持ちが無視されているのが嫌」と感じている場合もあるでしょう。
2.「笑って」がプレッシャーになっている
子どもの笑顔の写真を撮りたいと思い、カメラを向けたときに「笑って」と声をかける場合も多いでしょう。笑顔の写真が撮れるとうれしいものですが、笑うことを強制されていると感じ、写真が嫌いになる子どももいます。「笑って」という言葉にプレッシャーを感じて楽しい気持ちが薄れ、ぎこちない笑顔になってしまうケースもあるでしょう。
笑顔が決めポーズである子どももいれば、真顔が決めポーズという子どももいます。笑顔の写真を撮るべき、というのも親の思い込みかもしれません。子どもに笑顔を強制するのは避け、自由なポーズや顔で撮ってあげることが大切です。
子どもが写真嫌いにならないために親ができる3つのこと
子どもが写真嫌いにならないためには、親はどのようなことに注意すべきでしょうか。ここでは、3つのポイントを紹介します。
1.自己イメージが悪くなる言葉を発しない
子どもがある程度大きくなると、自分のことを客観的に認識するようになります。一時的に自分の顔や姿が嫌いになるタイミングもあるでしょう。写真を嫌がる時期もあるかもしれませんが、子どもの気持ちを尊重して、無理に撮らないことが大切です。
子どもの自己イメージが悪くなる言葉を発しないよう、心がけることも重要です。意図して子どもを傷つける親はいないかもしれませんが、無意識に子どもの自己イメージを悪くしている場合もあります。
たとえば、「笑って」という言葉をかけると、「笑えない自分はダメな自分」「笑っているつもりだけど自分の笑顔ではダメなのかな」などと子どもが考えてしまう可能性もあります。嫌な自分を写真で残したくないという気持ちにもつながるため、注意しましょう。
2.写真を撮ろうとしすぎない
子どもが写真嫌いにならないようにするためには、撮ろうとしすぎないことも大切です。いくらカメラが好きな子どもでも、1日に何枚も撮られると飽きてしまうでしょう。
また、写真を撮ることは、子どもの楽しみや遊びを一時的に中断させてしまいます。自分の行動を何度も遮られるのは、子どもにとってうれしいことではありません。
義務的に写真を撮ることも避けるべきでしょう。かわいいと思って撮り始めた場合でも、いつのまにか記録を残す作業のようになってしまうケースもあります。親が楽しそうにしていないと、子どもも楽しめませんし、笑顔の写真も撮れません。ときにはカメラを置いて、子どもと直接向きあう時間も必要です。
3.子どもが楽しんでいるときは親も一緒に楽しむ
写真を撮る行為は、子どもとの触れあいのひとつではありますが、一歩引いて客観的になる行為でもあります。子どもとしては、少し親との距離を感じてしまうこともあるでしょう。写真を撮るときに親を遠くに感じてしまい、カメラが嫌いになってしまう可能性もあります。
子どもが楽しんでいる姿を撮りたいと考えるのは当然ですが、一緒に楽しむことも大切です。一緒に遊べる時期は限られていますので、子どもとの時間を大切にしていきましょう。
子どもの写真を撮るときの3つのポイント
子どもが写真嫌いになるのを避けつつ、よい写真を撮るためにはいくつかのポイントがあります。ここでは3つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.笑顔を無理に引き出そうとしない
前述のとおり、子どもの笑顔を無理に引き出そうとすると、プレッシャーを感じ、カメラ嫌いになってしまう可能性があります。引きつった笑顔で写ってしまうケースもあるでしょう。
子どもの性格や意思を尊重して、できるだけ自然なポーズで撮ってあげることが大切です。笑顔でなければダメ、という決まりもありません。自然な顔のなかに子どもの個性を発見できる場合もあるため、子どものそのままを見つめてあげましょう。
2.子どもが夢中になっているときに自然に撮影する
子どもが遊びなどに夢中になっているときに撮影することも、よい写真を撮るポイントです。子どもがカメラを意識しないため、無理に笑顔を引き出す必要もなく、結果的に自然な笑顔を撮影できることも多いでしょう。子どもの遊びを中断することもありません。
子どもが何かに夢中になっている姿を見て、今まで気づかなかった部分を知る場合もあります。不意に真剣な表情をしたり、いつのまにか成長した姿を見せてくれたりするケースもあるでしょう。ときには遠くから見守りつつ、写真を撮ることも大切です。
3.子どもを待たせない
よい写真が撮れるまで、ついつい何枚も撮影してしまう場合もあるでしょう。たまにはこだわりの写真を撮る機会があってもよいのですが、毎回よい写真が撮れるまで待たせると、子どもは飽きてしまいます。とくに子どもにポーズをさせる場合は、短時間で終わらせるよう心がけましょう
【まとめ】「撮られている感」を与えないことが大事!カメラの構えすぎはNG
親として、子どものかわいい姿を記録しておきたいと考えるのは当然ですが、子ども自身は写真があまり好きではないケースも多くあります。子どもに「撮られている感」を与えたり、「笑って」とプレッシャーをかけたりすると、さらに写真嫌いになる可能性もあるため注意が必要です。
子どもが楽しんでいるときは親も一緒に楽しむ、笑顔を無理に引き出そうとしない、といったポイントにも注意しましょう。カメラを構えすぎず、子どもが遊びに夢中になっているタイミングで撮影すれば、よい笑顔の写真が撮れます。子どもの気持ちを尊重しながら、一緒に写真を楽しんでいきましょう。