どうしたらきょうだいの子育てはうまくいく?その秘訣を解説
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
きょうだいの子育てに悩んでいる方も多いでしょう。
1人でも大変なのに2人以上の子どもがいると、けんかが絶えなかったり、物を壊したり、けがをしたりするため、子どもの世話だけで一日があっという間に終わってしまいます。
そこでこの記事では、きょうだいの子育てにおいてよくある悩みや解決策、NG行動などについて詳しく紹介します。
きょうだいの子育てに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
きょうだいの子育てって大変…よくある3つの悩み
2人以上の子どもを育てるのは、とても大変なことです。
ここでは、きょうだいの子育てにおいて、多くの人が感じている3つの悩みを紹介します。
1.毎日けんかばかりで困る
子どもたちが毎日けんかばかりしている、ということは多くの親が感じている悩みのひとつです。
おもちゃのとりあいばかりしている、言いあいばかりしている、という家庭も多いでしょう。
ときには、殴りあいに発展したり、下の子が泣き出してしまったり、収拾がつかない場面もあるかもしれません。
子どもたちが元気なのはなによりですが、けんかの仲裁ばかりしていると親も疲れてしまいます。
あまりにもけんかが多い場合は、少し放っておいてもよいでしょう。
もちろん、大けがにつながるような殴りあいは親が注意すべきですが、小さな言いあいくらいであれば、好き勝手にさせておいても問題ありません。
子どもは、困ったら親のところに助けを求めにきます。
少し「適当さ」を取り入れることで、余裕をもって子どもと接することができるでしょう。
2.子どもが多くて目が行き届かない
子どもが増えるほど、ひとりの子にかけられる時間は限られてしまいます。
どうしても一番下の子の世話をする時間が長くなり、ほかの子がすねてしまうケースがあるでしょう。
自分ひとりで対応できる範囲には限界があるため、夫とうまく分担する、自分の親を頼る、ときにはベビーシッターに依頼する、といった工夫をすることが大切です。
上の子を子育ての味方にするのもよいでしょう。
ある程度の年齢になると、弟や妹の世話をできるようになります。
遊びの相手をしてもらう、着替えを手伝ってもらう、といったお願いをするのもよい方法です。
ただし、手伝ってもらうのを当たり前と思わず、「いつもお世話を手伝ってくれてありがとう!」「ママはうれしいよ!」などと褒めてあげたり、抱きしめてあげたりすると、上の子とふれあう素敵な時間になるでしょう。
3.自分の時間がまったくない
子どもの世話をするのは親の務めと頭ではわかっていても、自分の時間がまったくないと疲れてしまいます。
心の余裕がなくなったり、ストレスが大きくなったりすると、ついイライラして子どもに当たってしまうこともあるでしょう。
できれば自分の時間も確保してストレスを解消しつつ、楽しく子育てをしたいものです。
とはいえ、子育てや家事から長時間離れることは難しいですし、逆に罪悪感をもってしまう場合があるでしょう。
そこでおすすめなのは、1〜2時間程度の短時間の休憩を定期的にとる方法です。
パパが休みの日は、1時間だけひとりで外出させてもらう、月に1回は自分の親に預けて休憩する、といった方法でうまくストレスを解消していきましょう。
きょうだいの子育てにおける3つのNG行動
きょうだいの子育てをうまく進めるには、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。
実は、きょうだいの子育てにおいては、いくつかのNG行動があるので注意が必要です。ここでは3つのNG行動を紹介するので、チェックしておきましょう。
1.鉄則!きょうだいを比較する言動は絶対にNG
まず、きょうだいを比較する言動は絶対に避けましょう。
どんなに小さなことでも、子どもは比較されることを嫌いますし、傷つくこともあります。
たとえば、「どうしてお兄ちゃんみたいにできないの?」「お姉ちゃんは勉強しているのに、どうしてしないの?」といった発言も避けるべきです。
きょうだいには似ている部分もありますが、基本的には違う人間です。
それぞれに個性があり、得意・不得意、好き・嫌いは異なります。
比較するのではなく、それぞれの個性を見つめ、認めてあげることが大切です。
2.上の子に兄らしさ・姉らしさを強要するのはNG
上の子に兄らしさや、姉らしさを求めすぎるのもNGです。
「お兄ちゃんだからしっかりしなさい!」「お姉ちゃんだからお手本になるようにしなさい!」といった言動は避けるべきです。
上の子がプレッシャーを感じてしまいますし、「なぜ自分だけ我慢しないといけないの?」と不満を感じる場合もあります。
逆に、強要することなく、上の子が自分から率先して行動してくれる場合は問題ありません。
弟や妹におもちゃを譲ってくれたり、面倒を見てくれたりした場合は、しっかりと褒めてあげることも大切です。
兄や姉としての自覚が芽生えれば、家事や育児の大きな戦力になってくれるでしょう。
3.ひとりの子に目をかけすぎると別の子が愛情不足を感じる
ひとりの子に目をかけすぎるのも避けるべきでしょう。
小さな子どもがいると、どうしてもその子中心になってしまいますが、ほかの子が愛情不足を感じる場合もあるため注意が必要です。
前述のとおり、上の子を子育ての味方にしたり、ゆっくりふれあう時間を意識的に作ったりすることが大切です。
また、わがままな子に目がいきがちですが、おとなしくしている子が「自分のことも見てほしい」と感じているケースもあります。
親の愛情がいらない子はいないため、すべての子どもにバランスよく接してあげることが必要です。
きょうだいげんかは中立な立場で接することが大切
どんなに仲のよいきょうだいでも、けんかをすることはあるでしょう。
きょうだいげんかは、子どものコミュニケーションの方法ともいえます。
けんかを通して、お互いの考えを知ったり、痛みを学んだりすることもあるため、けんか自体は悪いことではありません。
もし、きょうだいがけんかをした場合は、親は中立な立場で接することが大切です。
どちらかの肩をもったり、上の子だけを怒ったりするのは避けましょう。
自分の言い分を親に理解してもらえないことは、子どもにとってはとても辛いことです。
それぞれの言い分をしっかりと受けとめ、無理にどちらが悪いとは決めず、中立な立場で粘り強く話をするとよいでしょう。
親の対応ひとつで上の子・下の子の育ち方が変わる
今回は、きょうだいの子育てにおいて多くの親が感じる悩みや解決策、NG行動などを紹介しました。
2人以上の子どもを育てるのは、とても大変です。
そのため、きょうだいげんかが多すぎて困る、忙しすぎて自分の時間がまったくない、などと悩む人も多いでしょう。
きょうだいの子育てをスムーズに進めるためには、家族に協力を求めたり、上の子を育児の味方にしたりすることが重要です。
また、きょうだいの子育てにおいては、NG行動もあるため注意しましょう。
きょうだいを比較することや、上の子に兄らしさや姉らしさを求めすぎることは避けるべきです。
親の対応ひとつで、上の子も下の子も育ち方は変わります。
それぞれの個性を大切にしながら、子育てを楽しんでいきましょう。