メンタルが強い子に育てたい!子どもの精神力を鍛える方法とは?
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
メンタルが強い子どもに育てたい、と考える方は多いでしょう。子どもが高い精神力をもってさまざまな困難に立ち向かうことや、失敗しても立ち上がる力をもってくれることは、とてもうれしいことです。
この記事では、子どもの精神力を鍛える方法やメリットをご紹介いたします。多少のストレスには負けない強いメンタルをもつ子どもに育てたい方は、ぜひ参考になさってください。
子どものうちから精神力を鍛える2つのメリット
子どものうちから精神力を鍛えておけば、次の2つのようなメリットを得られるでしょう。順番に解説していきます。
1.学校や仕事でさまざまなチャレンジができ自分の可能性が広がる
子どものうちから精神力を鍛えておくと、自分に自信がつくため、学校や仕事において多くの挑戦ができるようになるでしょう。多少のストレスには負けずに継続する力や、失敗しても立ち直る自信があれば、未知の分野や困難なことにも立ち向かえます。
その結果、自分の可能性や人間関係が広がっていくでしょう。学校の部活や受験、新しい仕事など、自分の可能性を広げるチャンスはたくさんあります。親としては早い段階から精神力を鍛えるサポートを行い、子どもの可能性を広げてあげましょう。
2.社会人になってから仕事を継続しやすい
せっかく会社に就職したにも関わらず、さまざまな理由により3年以内という短い期間で離職する人が多く、社会問題になっています。厚生労働省の調査によると、平成28年4月に就職したあと、3年以内に会社を辞めた人の割合は、大学生で32.0%、短大生などで42.0%でした。
約1/3もの新社会人が3年以内で退職してしまうのです。退職理由はさまざまですが、人間関係や業務上のストレスを理由として退職する人も多いでしょう。もちろん、パワハラや違法な残業に耐えてまで仕事を続ける必要はありません。
ただ、ある程度の期間、仕事を継続しなければ成長できませんし、辞め癖がついてしまう可能性もあります。子どものうちから精神力を鍛えておき、ある程度のストレスには耐えつつ、物事を継続できるように教育することは大切です。
子どもの精神力を鍛える3つの方法
子どもの精神力を鍛えるためには、チャレンジ精神を尊重することや、失敗を受け入れることなどが重要です。ここでは、子どもの精神力を鍛える方法を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.子どものチャレンジ精神を尊重して認める
子どもが何かに挑戦したいと思っているとき、親がその気持ちを大切に受け止め認めてあげることは、精神力向上の鍵といえるでしょう。小さな子どもの場合、集中力や根気がないことも多いため、すぐにやる気をなくしたり、飽きてしまったりするケースもあります。
そのため、子どもが何かを始めたいと言ったとき、親としては「どうせまたすぐに飽きてしまうのではないか」「自分の子どもにはまだ早い」などと感じることもあるでしょう。しかし、「あなたにはできない」「あなたには無理」といったネガティブな言葉ばかりを子どもに伝えると、チャレンジ精神が育たないばかりでなく、困難に立ち向かうための精神力も鍛えられません。
まずは、子どものチャレンジ精神を尊重してあげることが大切です。「あなたならきっとできる」とポジティブな言葉をかけ、応援してあげましょう。さまざまな挑戦をするうちに、「自分にもできる」と子ども自身が感じるようになり、前向きで強いメンタルをもつ子どもに育っていきます。
2.子どもの失敗を受け入れほめてあげる
子どものチャレンジには失敗がつきものです。スポーツを始めたけれど結果が出ない、塾に通い始めたけれど成績が上がらない、といったケースもあるでしょう。
厳しく教育したほうが精神力を鍛えられるのではないかと思いがちですが、失敗を責めたり怒ったりしてもメンタルは強くなりません。子どもが大きくなるにつれて親の期待も大きくなるため、怒りたくなることやがっかりすることもあるでしょう。しかし、子どもが失敗したときでも、がんばった部分をほめてあげたり、失敗した原因を一緒に考えたりすることが大切です。
親が失敗を受け入れることで、子どもは安心して次のステップに進めます。その結果、「失敗しても大丈夫」「次はうまくいく」「もう一度がんばろう」というめげない気持ちをはぐくんでいけるでしょう。
3.子どもにポジティブな考え方や捉え方を教える
子どもの精神力を鍛えるうえでは、ポジティブな考え方や捉え方を教えることも重要です。同じ出来事にも、ポジティブな側面とネガティブな側面があります。
たとえば、子どもがテストで悪い点数を取ったとします。悪い点数についてはネガティブな側面といえるでしょう。しかし、自分の苦手な部分がわかった、対策すべきポイントがわかった、という意味ではポジティブにも捉えられます。出来事のネガティブな部分だけを捉えて怒るのではなく、ポジティブな部分も子どもに伝えて、一緒に改善策を考え、再挑戦することが大切です。
親がネガティブな捉え方ばかりすると、子どもは「自分はダメな人間だ」と感じて、失敗したときに立ち上がれなくなったり、挑戦すらしなくなったりするでしょう。ポジティブな側面を見つける力は、強い精神力のひとつの要素です。まずは、親が子どものさまざまな側面を見てあげるように心がけましょう。
子どもの精神力を鍛えるためには習い事やスポーツも効果的
習い事やスポーツを始めることも、子どもの精神力を鍛えるのに効果的です。学校のクラブ活動でもよいですし、子ども向けのスポーツチームに所属したり、習い事に通ったりしてもよいでしょう。
野球やサッカー、剣道や柔道といったスポーツを始めれば、寒い日や暑い日の練習を通して精神面が鍛えられます。また、チームワークや礼儀作法を学べることも大きなメリットです。自分の気持ちを抑えてチームに貢献することや、先生を尊敬する気持ちをもつことは、高い精神力につながるでしょう。
スポーツだけではなく、そろばんや習字といった習い事もおすすめです。緊張感のある空間で字を書いたり計算したりするには、高い集中力が必要です。習い事を通して気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりすることで、どのような場面でも動じない強い心が育つでしょう。
子どもの意思を尊重することが大切
習い事やスポーツを始めるときは、子どもの意思を尊重することが大切です。スポーツをさせたい、ピアノをさせたい、といった親の希望もあるかもしれません。しかし、自分の意思で決めることも、精神力を高めるうえでは重要です。
だれかが決めた道を進むのではなく、自分で進むべき方向を見つけ、決定するには、それなりのエネルギーと覚悟が必要です。親として、子どもの相談にのることやサポートをすることは大切ですが、あくまでも子どもの意思で習い事やスポートを始めさせるようにしましょう。
肯定されて育った子は強くなる!「鍛える」より「認める」が肝心
今回は、子どもの精神力を鍛えるメリットや方法をご紹介いたしました。子どものうちから精神力を鍛えておけば、さまざまなことに挑戦でき、自分の可能性や人間関係が広がっていくでしょう。仕事を始めてからも多少のストレスには負けずに継続でき、成長していくことも期待できます。
高い精神力をもつ子どもに育てるためには、「鍛える」より「認める」を重視することが大切です。子どものチャレンジ精神を否定しないことや、失敗しても責めずに肯定することを意識して、強いメンタルをはぐくんでいきましょう。