子どもが駄々をこねる理由とその対処法とは?
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
子どもが駄々をこねたり、ワガママばかりを言ったりして、対応に困ってしまうことも多いでしょう。ついつい子どもを怒ってしまうこともあるかもしれませんが、より駄々をこねるケースもあるため注意が必要です。
この記事では、子どもが駄々をこねる理由やワガママへの対処法を紹介します。駄々をこねる理由を知っておけば対応もしやすくなりますので、ぜひチェックしてみてください。
この記事の目次
どうして子どもは駄々をこねるのか?3つの理由を紹介
子どもが駄々をこねる理由としては、自我が芽生えてくるから、自分の気持ちをわかってほしいから、といったことが挙げられます。駄々をこねる理由がわかれば、対応もしやすくなるでしょう。ここでは、3つの理由を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.子どもに自我が芽生えてくるから
一般的に子どもが1〜2歳くらいになると、少しずつ自我が芽生えてくるでしょう。「イヤイヤ期」などとも呼ばれ、親の言うことを聞かなくなったり、ワガママを言うことが増えたりします。それまでは何も言わずに親が与えるものを食べ、親が選んだ服を着ていたのに、イヤイヤ期になると子どもが自分の意思をもち始めるため、「ご飯を食べる?」と聞いても「この服を着る?」と聞いても「イヤ!」と反抗されてしまいます。
この時期の子どもは、とくに明確な理由をもって反抗しているわけではありません。自分の気持ちをなんとか表現しようとして、親の提案や指示に抵抗しているだけの場合もあります。子どもは、言葉で自分の気持ちを正確に伝えることができないため、反抗したり駄々をこねたりしてしまうのです。
親としては困ってしまいますが、子どもが駄々をこねることは自立への第一歩ともいえます。子どもに親を困らせようという気持ちはないため、あたたかく見守りつつ、子どもの気持ちを受け止めてあげることが大切です。
2.自分の気持ちをわかってほしいから
自分の気持ちをわかってほしいという理由で、駄々をこねている場合もあります。子どもは言葉や表情、態度などによるコミュニケーション能力が未熟であるため、駄々をこねるという方法で、なんとか気持ちを伝えようとしているのです。
子どもは、親に甘えたい、近くにいてほしい、一緒に遊びたい、といった気持ちになることも多くあります。しかし、親もいつも子どもの相手ができるわけではありません。親に相手をしてもらえないと、子どもの気持ちが満たされないため、駄々をこねるケースも多いでしょう。
3.体調が悪いから
体調が悪いことが理由で、駄々をこねているケースもあります。しっかりと子どもの気持ちを受け止めて相手をしているにも関わらず、子どもがぐずっている場合は、体調が悪いことを疑ってみましょう。実は身体のどこかが痛い、熱が出ている、というケースもあります。
駄々をこねる子どもとこねない子どもの違い
駄々をこねる子どももいれば、あまりこねない子どももいるでしょう。子どもの性格や親の対応、家庭環境などによって、子どもがどのくらい駄々をこねるかは異なります。ただ、どちらがよい、ということはありません。
駄々をこねない子どもは手がかからなくて楽、とも思えますが、少し注意も必要です。駄々をこねない子どもは、うまく気持ちを表現できていない可能性があるからです。駄々をこねる子どもは、ある意味、子どもらしい表現ができているともいえるでしょう。駄々をこねない子どもも、ほかの方法で気持ちを伝えられているなら問題ありませんが、コミュニケーションが不足していると感じる場合は、親のほうから声をかけてみることも大切です。
子どもが駄々をこね始めたときの対処法
子どもが駄々をこね始めると、どう対応してよいか悩むケースもあるでしょう。イライラしてしまうことも多いのですが、無視したり、怒鳴ったりすると、子どもの駄々がエスカレートするケースもあるため注意が必要です。ここでは、子どもが駄々をこね始めたときの対処法を紹介しますので、チェックしておきましょう。
1.まずは子どもの気持ちを理解してあげる
子どもが駄々をこねると、注意したり叱ったりしたくなる場面も多いのですが、まずは子どもの気持ちを理解してあげることが大切です。たとえば、家事で忙しいときに、子どもが抱っこや一緒に遊ぶことを求めてくるケースもあるでしょう。
忙しいタイミングだと、ついイライラしてしまいがちですが、叱ったり無視したりすると、駄々をこねるのがエスカレートしてしまう可能性があります。「抱っこしてほしいんだね」「一緒に遊びたいんだね」などと、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。
2.できる範囲で子どもと接してあげる
親も家事や仕事をこなす必要があるため、いつでも子どもの相手ができるわけではありません。子どもが駄々をこね始めたときは、できる範囲で相手をしてあげる程度でよいでしょう。
たとえば、料理をしている途中で抱っこを求められたら、子どもの気持ちを受け止めたうえで、「5分だけ抱っこしてあげるね」「終わったらたくさん抱っこしてあげるね」などと伝えましょう。短い時間でも、親が自分の相手をしてくれたことで子どもは安心します。どのような形でもよいので、親の愛情を伝えることが大切です。
3.子どもの体調をチェックする
いくら抱っこしても泣きやまない、ずっと機嫌が悪い、といった場合は体調が悪い可能性もあります。子どもの体温を測ってみたり、食欲があるかどうかを確認してみたり、慎重に対応しましょう。そのタイミングでは問題ない場合も、これから熱が出てくるケースもあります。駄々のこねかたがいつもと違う場合などは、とくに注意して体調の変化を確認してあげましょう。
子どもが駄々をこね始めたときにしてはいけない対応とは?
子どもが駄々をこね始めたとき、避けるべき対応もあります。ここでは、NGな対応方法を2つ紹介しますので確認しておきましょう。
1.子どもを大声で叱ったり怒鳴ったりするのは避けよう
子どもが駄々をこねたとき、大声で叱ることや怒鳴ることは避けるべきでしょう。子どもとしては自分の気持ちが理解されていないため満足できず、さらに駄々をこねるケースもあります。また、そのときはおとなしくなるかもしれませんが、子どもの不満が解消されていないため、別の形として現れる可能性もあるでしょう。
2.子どものワガママをすべて受け入れるのも避けよう
子どもの気持ちを受け入れることは大切ですが、すべてのワガママを許す必要はありません。たとえば、お店でお菓子やおもちゃを買ってほしくて駄々をこねている場合などは、厳しく接することも必要です。甘やかしすぎると、駄々をこねれば何でも買ってもらえると子どもが勘違いしてしまいます。子どもの気持ちには共感を示しつつ、「今日はダメだよ」「お菓子は1個までだよ」などとルールを教えることも大切です。
子どもの気持ちに共感しながら対応していこう!
今回は、子どもが駄々をこねる理由や、駄々をこね始めたときの対処法などを紹介しました。子どもは、自分の気持ちを理解してほしい、甘えさせてほしいなどの理由で駄々をこねます。駄々をこねられるとイライラしてしまうこともありますが、まずは子どもの気持ちを受け止め、理解してあげることが大切です。
とはいえ、すべてのワガママを受け入れる必要はありません。できる範囲で対応することや、ときには厳しく接して子どもにルールを覚えさせることも重要です。