子どものやる気を引き出す親の習慣
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
やる気を引き出された子どもの2つの特徴
やる気を引き出された子どもには、共通する特徴があります。子育てが楽になる特徴ばかりですので、ぜひチェックしておきましょう。
1.自分から進んで勉強する
勉強に対する子どものやる気がない、注意するまで勉強しない、とお悩みの方も多いでしょう。毎回怒ることは、親にとっても子どもにとってもストレスですが、仕方なく注意しているというケースも多くあります。
一方、やる気を引き出された子どもは、自分から進んで勉強します。楽しんで勉強するため集中力も高く、学力アップにもつながるでしょう。親から注意されることもないため、ストレスを感じることもありません。
2.さまざまなことに積極的にチャレンジする
さまざまなことに積極的にチャレンジすることも、やる気を引き出された子どもの特徴です。自分に自信をもっているため、苦手なことや初めてのことにも積極的に挑戦していきます。その結果、さまざまなスキルが身についたり、人間関係が広がったりするでしょう。
子どものやる気を引き出す親の行動習慣
子どものやる気は、親の行動や考え方、家庭の環境などに左右されます。
子どものやる気を引き出すためには、親も普段から行動に注意しなければなりません。
こちらでご紹介する4つの考え方や行動を心がけてみましょう。
1.子どものやる気が出やすい環境を作る
環境を整えることで、子どものやる気が出るケースは多くあります。
たとえば、子どもに勉強してほしいと考えるなら、ゲームや漫画がない空間を整えたり、リビングに勉強スペースを作ってあげたりするとよいでしょう。
空間を作るだけでなく、親の行動にも注意が必要です。子どもには「勉強しなさい!」と注意するものの、自分はダラダラとテレビを見ていたり、スマホゲームをしたりしていると、説得力がなく子どものやる気も出ません。
子どもは親の真似をして育つため、本を読む、家事をするなど、一生懸命に何かに取り組む姿を見せることが大切です。
2.子どもが挑戦しやすい目標を一緒に作る
子どもにとっては目標が大きすぎて、やる気が出ないケースもあるでしょう。
いきなり難易度の高い問題を解く、分厚い小説を読む、何時間も勉強する、といった場合、子どもは「自分には無理」と感じてしまう場合もあります。大人でも、大きすぎる課題は避けてしまいがちですよね。
子どものやる気を引き出すためには、挑戦しやすい小さな目標を作るのがおすすめです。
簡単な問題を準備する、短編集を読んでみる、まずは1時間勉強するなど、段階的な目標を設定してあげると子どもは挑戦しやすくなります。うまくできれば達成感を得られるので、やる気が高まっていくでしょう。
3.子どもがやる気を出したらほめてあげる
子どもがやる気を出したら、ほめてあげることも大切です。親から見ると小さな行動だったとしても、子どもにとっては大きな一歩です。たとえば、数分勉強した程度であったとしても、「よくがんばったね!」とほめてあげましょう。親にほめられると、子どもはうれしい気持ちになります。「またほめられたい!」という気持ちも生まれるため、次の行動にもつながるでしょう。
子どもの行動に対して、お菓子やおもちゃなどのご褒美をあげることには注意が必要です。ご褒美がもらえることで、そのときはがんばるかもしれませんが、ご褒美がなくなった途端、やる気も低下してしまう可能性があります。ほめてあげるというご褒美で十分な場合もありますので、物を与えるのは慎重に行いましょう。
4.「できないことがあってもよい」というスタンスを大事にする
さまざまなことに挑戦して、多くのスキルを身につけてほしい、というのは親としては当然の想いです。ただ、想いが強すぎると、子どもはプレッシャーを感じてしまいます。「やる気」という自発的な気持ちではなく、「やらなければ」という強迫観念のような気持ちが生まれてしまうかもしれません。
子どもに対する想いが強すぎると、失敗したときなどに怒ってしまう可能性もあります。怒られた子どもは、再び挑戦する気持ちやモチベーションが低くなってしまうでしょう。「できないことがあってもよい」くらいの気楽なスタンスで、子どもと接することが大切です。
子どものやる気を引き出す魔法の言葉と子どものやる気を奪う言葉
やる気を引き出すためには、子どもにかける言葉にも注意する必要があります。ここでは、やる気につながる魔法の言葉と、やる気を奪ってしまう言葉をご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
魔法の言葉1.がんばったね!
前述のとおり、やる気を引き出すうえで、小さなことでも子どもの行動をほめてあげることは大切です。「がんばったね!」「成功してよかったね!」などと、ポジティブな言葉をかけてあげましょう。
魔法の言葉2.よく挑戦したね!
成功した場合だけでなく、子どもが失敗してしまった場合も、ポジティブな言葉をかけてあげることが大切です。
たとえば、子どもが新しいことにチャレンジして失敗した場合は、「よく挑戦したね!」などと挑戦したこと自体をほめてあげましょう。
「失敗しても大丈夫」という安心感が生まれるため、子どもは再チャレンジしようという気になってくれます。
やる気を奪う言葉1.早く◯◯しなさい!
子どものやる気を奪ってしまう代表例は、「早く◯◯しなさい!」という言葉です。ついつい、「早く勉強しなさい!」「早く片付けなさい!」といった言葉をかけてしまいがちですが、子どもとしては「やろうと思っていたのに…」と感じてしまう場合もあります。その場は行動するかもしれませんが、子どものやる気や自発的な行動力は育たないため、避けるようにしましょう。
もちろん、子どもを叱るべき場面や注意すべきタイミングもあります。
しかし、基本的には、子どものやる気や行動力を信じて待ってあげることが大切です。子どもが行動しやすい環境を整えたり、親がお手本を見せてあげたりすれば自然とやる気が出てくる場合もあります。親が焦りすぎないようにしましょう。
やる気を奪う言葉2.なんでできないの!
子どもが失敗した場合や成果が出なかった場合に、「なんでできないの!」と問い詰めるのも避けましょう。子どもが「失敗するのは悪いことだ」と感じてしまい、やる気やチャレンジ精神を失ってしまう可能性があります。前述のとおり、失敗した場合でも前向きな言葉をかけてあげることが大切です。
【まとめ】ポジティブな言葉をかけて子どものやる気を引き出そう!
今回は、子どものやる気を引き出すための親の行動習慣や言葉のかけ方をご紹介いたしました。
子どものやる気は、親の行動によって大きく変わります。挑戦しやすい目標を一緒に作ったり、子どもの行動をほめてあげたりすることで、子どもはさらにやる気を出して、さまざまなことに挑戦するでしょう。
普段から言葉のかけ方に注意することも重要です。「早く◯◯しなさい!」といった子どもをコントロールするような言葉は、やる気を奪ってしまいます。子どものやる気を信じて待ちつつ、子どもが行動した場合はしっかりとほめてあげることが大切です。