子どもの恥ずかしがり屋を克服させるために。親がサポートできることは?
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
子どもの恥ずかしがり屋を克服させるためにできることをご紹介いたします。
まずは子どもの恥ずかしがり屋の原因から理解してあげることで適切な克服方法を見いだせるでしょう。
恥ずかしがり屋を克服すればお受験で有利になるだけでなく、将来の人間関係などにも役立ちます。
子どもが恥ずかしがり屋な原因を理解しよう
まずは子どもがどうして恥ずかしがり屋になってしまったのか、その原因を理解しましょう。
もともとの性格である可能性もありますが、過去の何かが原因になってしまっているかもしれません。
怖い体験や失敗した体験が怖くて恥ずかしがり屋になっていることがあります。
親が原因で恥ずかしがり屋になっている可能性もあります。
子どもが何か自発的に行動する前に親が口出ししたり、先に手を出したりしてしまうと、子どもは、
「自分から何もしてはいけない」
「自分は何もできない」
と思い込むようになってしまいます。
親に甘えすぎてしまう、親が何でもしてくれるという安心感から恥ずかしがり屋に見えているかもしれません。
恥ずかしがり屋を克服させたほうがよい3つの理由
恥ずかしがり屋は、子どもの将来のためにもある程度は克服させてあげたほうがいいでしょう。
恥ずかしがり屋な性格が子どもにどのような影響を与えるのか、克服させたほうがよい理由として、次の3つが挙げられます。
1. お受験などで失敗しにくくなる
幼稚園や小学校のお受験を考えているのなら、早めに恥ずかしがり屋を克服させてあげる必要があります。
お受験では、ペーパーテストのほかにも面接やグループワークなど、さまざまな課題があります。課題内容だけでなく、指示を聞いている姿勢や待っている時間の態度なども試験官のチェック対象です。
恥ずかしがり屋できちんと挨拶ができない、複数人の中でおどおどしてしまうというようでは、受験に受かる確率は低くなってしまうでしょう。
面接では挨拶や自己紹介だけでなく、質問に対して的確に答えたり自分の意見をはきはき話したりしなければいけません。
恥ずかしがり屋のままだとこれらのことがきちんとできず、どんなに成績がよくても不合格になってしまいます。
恥ずかしがり屋を克服して、グループワークや面接などでも自己主張をきちんとできるようになれば、お受験でも有利に立つことができます。
2. 人間関係を円滑にスタートできる
恥ずかしがり屋な子どもは、初対面の子どもと仲よくなるのにも時間がかかります。
小さいころは親が間に入ってくれますが、幼稚園や小学校では常に親の助けを求めるという訳にはいきません。社交的な子どもたちがどんどん人間関係を築いていく中、恥ずかしがり屋の子どもはなかなかその輪に入ることができなくなってしまいます。
人間関係を円滑にスタートできなければ、その後の学校生活が楽しめなかったり、最悪の場合いじめの標的になったり、不登校に陥ってしまうことも考えられます。
恥ずかしがり屋な子どもがすべてこのようなトラブルに巻き込まれる訳ではありませんが、できるだけ円滑な人間関係を進めるためにも恥ずかしがり屋は克服させたほうが良いでしょう。
3. 自分の意見をはっきりいえる
恥ずかしがり屋な子どもは親の影に隠れていたり、じっとおとなしくしていたりすることが多く、自分の意見を隠してしまうようになってしまいます。
何を考えているか分からない、肝心なときに意見を言えないようでは、人間関係に支障が出るだけでなく、学校生活や将来の就職試験、仕事の中でもトラブルを引き起こしやすくなるでしょう。
まずは的外れなことをいったらどうしよう、誰にも共感してもらえなかったらどうしようという不安を打ち消してあげてください。
自分の意見を大切にすることの大切さを教えてあげましょう。
子どもの恥ずかしがり屋の克服する4つの方法
子どもの恥ずかしがり屋を克服させてあげるための方法をご紹介いたします。
子どもが恥ずかしがり屋になってしまうのは、ネガティブな思考や失敗した経験などが原因になっていることが少なくありません。
それらを克服すれば、自然と恥ずかしがり屋を克服し、スムーズに人前で行動を取れるようになるでしょう。
1. 子どもが得意なことを伸ばす
過去の失敗した経験や、失敗したらどうしようという気持ちが、子どもを恥ずかしがり屋にしている可能性は大いにあります。
その恐怖心を克服するには、子どもが得意なことを伸ばすことが大切です。
歌やダンス、運動、絵を書くことなど、子どもが得意なことを見つけてたくさん褒めてあげましょう。
得意なことにたくさん時間を費やし褒めてあげれば、子どもには自信がついていきます。
自信をつけるだけで恥ずかしがり屋はだいぶ克服できます。それまでチャレンジしなかったことにもチャンレンジしやすくなっていきます。
2. よい体験をたくさんさせる
初めてのことに挑戦するのは、誰でも緊張するものです。とくに子どもは初めてのことだらけで、恥ずかしがり屋の場合はそれだけで萎縮してしまいます。
それを克服させるには、さまざまな体験をさせてあげることでしょう。
1人では怖くても、親と一緒ならチャレンジできるという子どもは多いです。
一緒に体験していく内に慣れてきて、1人でも平気でこなせるようになっていきます。
いざというときに初めての体験に緊張してしまわないように、日頃からいろいろなことを体験する機会を作ってあげましょう。
3. 目標を達成する喜びを教える
目標を達成するということは、子どもの自信につながります。
これができたならあれもできる、今度はあんなことにチャレンジしてみたいと意欲がどんどん生まれて、恥ずかしがり屋でいる暇もなくなってしまいます。
目標は、最初は親が設定してあげましょう。家の中でできる小さなことからで構いません。部屋を片付ける、体を自分で洗うなど、些細なことでも目標として設定し、達成できたら褒めてあげる、を繰り返します。
習い事や塾などに通わせることも、目標を作って達成するというサイクルを習慣づけるお手伝いになります。
4. 子どものタイミングに合わせてあげる
子ども一人ひとりに個性がある、子どもには子どものタイミングがあるということを理解しましょう。
子どもの話を遮ったり先に行動してしまったりするのが、子どもの恥ずかしがり屋は加速するばかりです。
早くしなさい、早くいいなさいとせかすのではなく、子どものタイミングをじっくり待ってあげましょう。
自分のタイミングで発言し、チャレンジできる環境が整うと、子どもはビクビクせずに自分の意思で行動できるようになるのです。
恥ずかしがり屋の克服はお受験する学校によって有利に
子どもの恥ずかしがり屋は、そのままにしておくとお受験や人間関係の構築に悪影響を及ぼします。子どもの過去の経験や親の言動などに、恥ずかしがり屋になってしまう原因がないか考えてみましょう。
子どもに自信をつけさせてあげる、子どものタイミングを待つといった日々のちょっとした方法で、恥ずかしがり屋を克服させることは可能です。
「性格だから…」と決めつけてしまうのではなく、克服方法を考えていきましょう。