子育てでイライラしないための対処法
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
子育て中は些細なことがきっかけでイライラしやすいものです。家族や子どもにストレスをぶつけて、後から自己嫌悪感でいっぱいになり後悔する人も少なくありません。
育児ストレスによりイライラを感じるのはだれにでもあることですが、家族や子どもに当たり散らして不快な思いをさせてしまうと、子育てそのものがうまくいかなくなり悪循環に陥ります。
育児ストレスと上手に向き合ってイライラを解消し、自分で感情をコントロールして、長いようで短い子育て期間を楽しめる環境を整えましょう。
この記事では、子育てでイライラする原因や育児ストレスとの向き合い方について詳しく紹介していますので、ぜひ子育て中のお父さん、お母さんは参考にしてください。
子育てでイライラしてしまう原因を年齢別に解説
子育てでイライラすることはだれにでも経験があるもので、むしろ「一度もイライラした経験がない」と自信をもって答えられる人は少ないのではないでしょうか。
子育ては楽しんで取り組むべきだとわかっているのにイライラするのには何か原因があるはずです。子育てに関する統計結果から見えてきた、育児ストレスの原因について探ってみましょう。
【未就学児〜小学校低学年】しつけや発達状況に関して不安を感じる
全国私立保育園連盟の調査結果によると、子育ての悩みで最も多いのが「いうことを聞かない」ことだとわかりました。[注1]とくに自我が芽生えてくる年代になると、いうことを聞いてくれなくて困りしつけに悩む方が増える傾向があります。
また、周囲と比較してしまって子どもの発達状態が気になるという人も少なくありません。
「こんなにいうことを聞かないのは私の育て方が悪いの?」「成長が遅いのは私のせい?」と、自分の育児方法にも自信がもてなくなると、自己嫌悪に陥りストレスを溜め込む人が多くなるようです。
[注1]社団法人 全国私立保育園連盟:乳幼児の育児と生活に関する実態調査
【小学校高学年】年齢が上がるにつれて勉強や進学の悩みが増える
厚生労働省による全国家庭児童調査によると、「不安や悩みの種類」という問いに対し、最も割合の多かった回答が「子どもの勉強や進学に関すること」で54.8%でした。[注2]
この悩みは年齢が上がるにつれて顕著になる傾向にあります。塾に通わせているのになかなか成績が上がらなくて子どもにプレッシャーを与えすぎてしまい、さらに成績が落ち込むケースも少なくありません。
こうなると親だけでなく、子どももストレスを溜め込んで悪循環に陥る可能性が高くなります。
[注2]厚生労働省:平成21年度 全国家庭児童調査結果の概要
悩みに共感してくれる人がいない
子育ての悩みをだれかに打ち明けて相談にのってもらえると少しは気持ちが軽くなるものですが、だれにも聞いてもらえずに1人で子育ての悩みを抱え込んでいる人も多いのが実情です。
それどころか、パートナーや両親から「子育てが間違っている」と否定されて自信を失い、さらにストレスを溜め込んでしまう例も少なくありません。
誰にも話せないと、自分の中でどんどん悩みが深くなってしまいます。これは子どもがどの年代になっても共通する悩みです。
子育て中の育児ストレスとはどう向きあうか?
子育て中にはいろいろな原因でイライラすることが多くなり、育児ストレスとは無縁の関係にはなりにくいものです。うまく育児ストレスと向き合いながら感情をコントロールするための心がまえを確認しておきましょう。
子育てに正解はない!個性を優先させる
完璧主義の人ほど子育てで悩みを抱える傾向が強いものですが、どんな子育てでも正解はありません。
*まわりの子どもと比べて発育の差を感じる
*上の子と同じ育て方をしているつもりなのに下の子はうまくいかない
*育児書どおりにしているのに同じようにならない
このような悩みを抱えている方は少なくありません。同じ家庭環境で育ったはずのきょうだいでも、同じ育て方では思うようにいかない場合も多いです。家庭環境や子どもの性格などさまざまな状況に応じて子育ての仕方は千差万別なので、決して完璧をめざさずに子どもの個性を優先させることを意識しましょう。
男性にも悩みがある!夫婦で協力して取り組める工夫を
子育ての悩みを抱えているのは女性だけの問題ではありません。前述の全国市立保育園連盟の調査結果においても、子育ての悩みを抱えている父親は約6割にのぼります。とくに「子どもがいうことを聞いてくれない」「子どもと十分に接することができない」と悩んでいる人が多いようです。
男性にも子育てに関わりたくてもどう関わればよいのかがわからなかったり、仕事が忙しくて関わる余裕がなかったりといった事情があります。「お父さんはお風呂に入れる」、「休みの日にはたくさん遊んであげる」などと子どもと触れあう機会をできるだけ増やし、父親・母親双方の悩みを軽減することをめざすとよいでしょう。
子育てでイライラしないための3つのポイント
子育てはゆったりした気持ちで取り組むのが理想なので、イライラしないように感情をコントロールできる環境を維持することが大切です。
以下のようなポイントを参考にしながら、イライラしそうになったら冷静になることを心がけましょう。
子どもの長所に注目し成長を温かく見守る
子どもが日々成長する姿を楽しめるのは子育てをしている限られた時期だけです。親の手を離れて独り立ちする時期が訪れたときに、「大変なこともあったけど楽しい子育てだった」と振り返ることができるように、子どもの成長を温かく見守る姿勢で子育てに取り組んでみましょう。
子どもが大きくなるほど、まわりの子どもと比べてしまうことが多くなるかもしれませんが、決して悲観的にならずにお子様のよい部分を伸ばすサポートをしてあげてください。子どもの成長を温かく見守るように徹することで、子育ての悩みも少なくなってくるでしょう。
がんばりすぎず適度に息抜きをする
子育てと仕事、家事などを両立させながらがんばっている方も多いですが、あまりがんばりすぎるとストレスを溜め込みやすくなります。適度に息抜きをしながらストレスを解消することも大切で、心身の疲れを溜め込まないようにしてください。
がんばることも大切ですが、自分へのご褒美も忘れずに肩の力を抜いて子育てに取り組む心がけも必要です。
周囲の人に協力してもらう
子育てはまわりの人に協力してもらわなければうまくいかない部分も多いです。夫婦で協力することはもちろんですが、近くに祖父母などの親戚がいる場合はぜひ協力をお願いしましょう。
子育ての先輩である祖父母のサポートはとても心強いものになるはずなので、困っていることがあれば遠慮なく相談してみてください。また、近くに頼れる人がいない場合には公的・民間の子育て支援サービスを利用するのもおすすめです。
ちょっと息抜きをしたいときや、美容院に行ってリフレッシュしたいときなど、お子様を預かってもらえるサービスを利用してもよいでしょう。まわりの人に協力してもらいながら子育てに取り組むことはとても大切です。
子育て中のイライラを解消する方法を見つけてストレスを軽減させましょう
子育て中は何かとストレスを溜め込みやすく、イライラする人も少なくありません。
どんなに子育てに自信がある人でもストレスを感じることはよくあるので、育児ストレスと向き合って感情をコントロールしながら子育てに取り組むことが大切です。
育児ストレスが原因でイライラをまわりの人にぶつけてしまいそうになる前に、冷静になって子どもの成長を見守りながらがんばりすぎない子育てを意識して、まわりの人に協力してもらいながら楽しんで子育てに取り組みましょう!