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家のなかでも自然のなかでも発達させる子ども(幼児期)の五感

「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」

五感の発達は子どもの脳を活性化

子どもの脳を活性化させるために必要不可欠なのが五感の発達です。幼児期の脳の発達は著しいので、子どもの能力を伸ばしたいのなら五感に刺激を与える遊びを取り入れましょう。

今回は幼児期の子どもの五感を発達させる家遊びや外遊びのポイントを紹介します。

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脳の活性化につながる五感の発達

人は生まれながらに視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という5つの感覚、すなわち五感を持ち合わせています。生まれたばかりの頃の五感は未発達ですが、日常生活でさまざまな刺激を受けることによって徐々に発達し、鋭い感覚が養われていきます。

たとえば新生児の視力は0.1もなく、認識できる色も黒や白が中心ですが、お父様やお母様の顔をじっと見たり、周囲のものを目に入れたりすることで視覚が発達し、生後3ヶ月頃にはあらゆる形や色を認識できるようになります。

短期間でさまざまなことができるようになるのは、五感から受けた刺激が電気信号となって神経細胞(ニューロン)に送られる際、シナプスと呼ばれる接続点が作られるためです。

シナプスが増えるとニューロン同士がつながり、より複雑な動きや高度な知識を習得できるようになります。つまり脳を発達させるためには、幼児期から五感に刺激を与え、シナプスの増加を促すことが大切です。

五感を刺激することで子どもに直感力や危機回避能力が身につく

子ども(幼児)の頃から五感にたくさんの刺激を受けると、人間が本来持ち合わせている能力を効率よく伸ばせます。五感の刺激がもたらす子どもへの影響の一例を紹介しましょう。

自由なアイデアが生まれる発想力や直感力

五感が研ぎ澄まされると、あちこちの刺激に敏感になるため、他の人が思い浮かばないようなさまざまなアイデアや発想が生まれやすくなります。斬新なものの見方や受け取り方ができるのも五感が発達している人の特徴です。

身に迫る危険を避ける危機回避能力

人間には元々危険から身を守る危機回避能力が備わっています。その能力のもとになっているのが五感で、たとえば異臭がしたらその場を離れますし、変な味の食べものはそれ以上口に入れないようにします。

さらに五感が発達すると、その場の気配などで不穏な空気を感じ取れるようになり、余計なトラブルを回避できます。

豊かな情緒と語彙力をはぐくめる

私たち人間は五感を通して、うれしい、心地よい、きれい、美味しい、痛い、うるさいなどの感情を生み出します。五感が発達しているとたくさんの刺激を受けられるぶん、情緒が養われていろいろなことに感動できる子どもに育つのです。

また、五感によって受けた感動を言葉にしようとすると語彙力が養われ、より豊かな表現を行えるようになります。



1歳前からできるものもある五感の発達を促すおうち遊び

五感の発達を促す遊び

五感の発達を促すのに特別なトレーニングなどは必要ありません。日常生活で行うちょっとした遊びでも、子どもの五感に刺激を与え、脳の活性化を促すことが可能です。

まずは自宅で簡単に実践できる五感発達におすすめのおうち遊びを紹介します。

1. 生後数ヶ月からできる新聞ぐしゃぐしゃ遊び

生後数ヶ月経つと、赤ちゃんはまわりのものに興味を示し、何でもつかみたがります。適当な大きさに破いた新聞紙を目の前でくしゃくしゃっと丸めて見せてあげると、子どももまねして新聞紙をくしゃくしゃ丸めて遊ぶようになります。

ぺらぺらだった新聞紙が小さく丸まっていくようすは変化に富んでいて楽しいですし、くしゃくしゃという音や、新聞紙のさわり心地、紙をつぶしていく感触などを味わうのは視覚・触覚・聴覚にほどよい刺激を与えます。

2. 親子で楽しく歌う

子どもにとって、生まれる前から耳にしているお母様の声は心地のよい子守歌のようなものです。生後半年くらいから子どもは音に敏感になってきますので、子どもの前で歌を歌ってあげましょう。

歌によって聴覚に刺激を与えられるのはもちろん、わざと口の動きを見せるようにすれば視覚にも刺激が加わります。お母様のまねができる年頃になったら、おもちゃのマイクなどを持って一緒に歌うと触覚の発達も促せます。

3. お手伝いにもなるおそうじごっこ

子どもは大人のまねをするのが大好き。たとえそれが遊びではなくても、お母様のまねをしているだけで子どもは喜びます。

そこでおすすめなのが、お母様のお手伝いにもなるおそうじごっこです。ぞうきんで床を拭いたり、小さなほうきとちりとりを持たせて掃き掃除をしてもらったりすれば、床を拭く感触、お母様の動きの観察、汚れていた部屋がきれいになるようすなどを体感できて五感の発達に役立ちます。

お手伝いをしてもらっている間は「上手だね」などと声かけをし、最後は感謝を込めて「ありがとう」と伝えましょう。うれしそうな声を出せば、お手伝いをすると喜んでもらえるということが理解できるようになり、一石二鳥です。

自然のなかには五感をはぐくむものがたくさん!五感を発達させる外遊び

生後1ヶ月を過ぎて外に出かけられるようになったら、積極的に外にお出かけしましょう。最初のうちはベビーカーや抱っこでしか移動できませんが、外の音や匂い、風の心地よさなどを感じるだけでも五感に良い刺激を与えられます。

ある程度大きくなって一緒に遊べるようになったら、以下のような外遊びをするのがおすすめです。

1. どろだんご作り

どろだんご作りは五感を養うにはうってつけの外遊びの1つです。

さらさらだった砂が水を含むと泥になり、見た目もさわり心地もがらりと変わるようすは子どもにとって新鮮な体験です。土の匂いも嗅ぐことができますし、できあがったどろだんごでおままごとをすれば、相手の表情や声を聞いて応対する能力も身につきます。

2. 葉っぱを使ったネイチャークラフト

自然の残る公園や、街路樹のある道端には葉っぱや小枝がたくさん落ちています。

どちらもひとつとして同じ形はなく、色も形も大きさもまちまち。拾うたびに新しい発見があるので子どもは大興奮です。幼稚園くらいになれば、拾った葉っぱや小枝をボンドやテープで貼り合わせていろいろなものを作るネイチャークラフトも楽しめます。

自然の材料を目や手触りで楽しみながら、自由な発想で好きな作品を作ってみましょう。

外遊びは生活リズムの調整にも効果的

外遊びは五感の発達を促すだけでなく、幼児期の子どもの生活リズムを整えるのにも効果的です。太陽の光をたっぷり浴び、たくさん遊んだ後はお腹が減り、美味しいご飯を食べてぐっすり眠るというのが子どもにとっての理想の生活です。

最近は大人の生活に合わせて夜更かしするお子様が増えていますが、生活リズムが乱れると睡眠の質が落ちて幼児期の成長にも影響が出る可能性があるので、外遊びで健康的な生活リズムを作りましょう。

おうち遊びや外遊びで子どもの五感の発達を促そう

子どもの五感は刺激を与えるほど発達し、豊かな情緒や発想力などを養うことができます。五感に刺激を与える遊びは身近なところにたくさんありますので、日常的にとりいれて発達を促しましょう。

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