幼児の将来・幼稚園受験・能力開花のためになる家庭での教育方針
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
赤ちゃんが生まれて教育のことを考えたときに、受験や将来のために能力を開花させてあげたいと願う親御さんは多くいらっしゃいます。
子どもの教育が順調であるかどうかは、家庭での教育方針が大きく影響します。
ただやみくもに突き進むよりは、いったん家庭での教育方針をブレることないようしっかりと組み立てましょう。
今回は、幼児の将来・幼稚園受験・能力開花のためになる家庭での教育方針について解説いたします。
幼児の将来のために考えたい家庭の教育方針は早期に決める
まずは、家庭での教育方針をどの段階から考えればいいのかという点からお伝えいたします。
幼稚園受験を考えている場合、教育方針を決めるのはいますぐ、1日でも早いほうがよいです。
なぜなら、幼稚園受験のための準備は、子どもが生まれたその段階からすでに始まっている、といっても過言ではないからです。
幼稚園受験の際、幼稚園側は子どもの行動観察や面接などを通して、子どもに基本的な社会性やマナーなどが身についているか、生活習慣や親子関係などに問題がないかどうかなどを見ていきます。
幼児は、幼稚園受験のときだけいい子になるような演技・お芝居ができるものではありません。
幼稚園受験が差し迫ってから社会性やマナーなどをあわてて意識させようとしても付け焼刃にしかならず、受験の場を取り繕うことができずに失敗してしまうリスクが高いのが現実です。
だからこそ、子どもが生まれた日からできるだけ早い段階で、家庭での教育方針を考えていくことが非常に大切なのです。
子どもが物心つく前から教育方針を考え、ブレることなくその方針を継続して育てることができれば、それは幼稚園受験のみならず、その後の成長過程においても大きなプラスをもたらします。
もちろん、早くから教育方針を考える=教育ママになることを勧める、というわけではありません。
幼児期の教育方針でもっとも大切なことは、お勉強ができる子を育てるという意識ではありません。
重要視すべきは思いやりや常識などを備えた豊かな人間性の形成です。
そのためには、親が子の手本となる立ち居振る舞いを考え、身につけて、親子で成長できるための方針を考えましょう。
こんな教育方針が幼児の能力を開花させる
幼児の能力を開花させるためには、夫婦で家庭の教育方針について相互理解をしておくことが非常に重要です。
たとえば、下記のように母親が教育方針を立てたとします。
*年齢相応に、身のまわりの最低限のことが当たり前にできるように育てる
*自分のために何かをしてもらったらきちんとお礼を言う
*自分が悪いことをしたり迷惑をかけてしまった場合は自分から謝る
必要なマナー・人間性を持った子どもに育てようという立派な方針です。
しかし、ここで夫婦間の大きな意識の差があってはうまくいきません。
子どもが何かミスをした場合に、何も問題ないという父親と、些細なミスでも直すべきという母親がもめるような姿を見せてしまっては、子どもは混乱するばかりです。
両親ともに、ほめるべきところではほめて、頑張ってほしいところはただ叱るのではなくどうやったら頑張れるかを一緒に考えながら応援します。
きちんと頑張れたらまたきちんとほめる。そうした「両親の間での教育方針のブレのなさ」をもつことも非常に大切です。
また、教育方針を決めて実践するのは母親という家庭が多いのですが、父親も積極的に子と関わっていく意識をもつことを忘れてはいけません。
母親をサポートし、家族の精神的支柱となるため、父親にできることはたくさんあります。
*教育に熱心になるあまりストレス過多となっている母親の話しを聞く
*包容力で母親を落ち着かせる
*子どもと外で遊ぶなどして子どもをリフレッシュさせる
*お風呂には父親と子どもが一緒に入って2人の時間を作るよう心がける
上記のように父親が積極的に教育に参加するご家庭では、子どもも安心して能力を開花させられます。
幼稚園受験対策には「親が子から離れる」教育方針も大切
幼稚園受験対策のためにはできるだけ早い段階から家庭での教育方針を考えていくことが非常に重要です。
子どもが2~3歳になった頃には、親が少し子どもから離れるということを教育方針に盛り込むことも大切になってきます。
なぜなら、幼稚園に入園するということは、親がいない環境のなかでも、下記の
能力の下地ができていることが必須だからです。
片時も親から離れようとしない子どものままでは、幼稚園での生活に支障をきたしてしまいます。
*季節の行事などに近所の友達も呼んでみんなで楽しませる
*公園で友達と遊ばせる
*室内では知育玩具などを使って友達と遊ばせる
親と離れて周囲とコミュニケーションできるよう、上記のような工夫をしてもよいでしょう。
また、幼児教室や指導保育に力を入れた長時間託児などに通わせて、集団生活に少しずつ慣れさせていくというのもおすすめの方法です。
とくに、幼稚園受験を考えている家ご庭のために、志望園別クラスの受講ができるシステムがある幼児教室はおすすめです。志望園の受験対策が行われるため、安心して受験の日を迎えられることでしょう。
親が受験のことばかりを意識しすぎるのはNG
子どもに幼稚園受験をさせたいと考えているご家庭の親御さんが、受験のことを日々意識してしまうのは無理のないことです。しかし、あまりにも考え方が受験一辺倒になってしまってはいけません。
すばらしい教育方針の幼稚園に入園させ、実りある幼稚園生活を送ってもらいたいと願うのはもちろん大切なことですが、子どもの人生は幼稚園だけで決まるものではなく、その後の人生のほうがずっと長いのです。
幼稚園受験は大事な機会ではあるけれども、子どもの今後の人生において最も大事なもの、というわけではないことを、しっかりと理解し、親も肩に力を入れすぎないようにしましょう。
しつけるべきところはしつけ、親も自分の立ち居振る舞いを見直してともに成長しましょう。
「受験、受験」とそればかりで頭がいっぱいになったら、親御さんも深呼吸して立ち止まってみましょう。
我が子に幼児らしい日々の楽しみも与えられるように配慮しながら日々を過ごしていきましょう。
親御さんが心に余裕を持って子育てされたほうが、子どもの人間性もより豊かに育ちやすくなります。
教育方針は我が家らしさも大切に
幼稚園受験の行動観察や面接などで失敗しないためには、子どもが生まれてから受験までの年月をかけて、どんな人間性やマナーを身につけてきたかが重要です。
幼稚園受験は付け焼刃の知識やごまかしが通用しにくいものです。早期から家庭での教育方針を考え、実践していくなかで人間性を育んでいくことは非常に大切です。
しかし、受験のことばかりを意識しすぎてしまうと、日々の教育にも余裕がなくなり、子どもは委縮してしまいやすくなります。
日々の生活のなかで幼児らしい楽しさも存分に味わいながら成長していくと、大きな成長につながりやすいものです。
受験のことばかりを考えるのではなく、我が家らしい楽しさ、居心地の良さも大切に考えながら、子どもとともに成長するつもりで毎日と向き合っていきましょう。