人に好かれる子どもは何が違う?どう育てれば人に好かれる子どもになる?
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人に好かれる子どもは人間力・友だち力が高い
頭のよい子に育ってほしい、健康な子に育ってほしいなど、子どもに対する親の願いはさまざまです。人に好かれる子どもに育ってほしい、ということも多くの親が共通してもっている思いでしょう。
子どもの頃から人に好かれ、自然と友だちが集まってくるようなタイプの場合、大人になってからも友人や同僚などの人間関係に恵まれる傾向があります。一番の人気者でなくとも、子どもにはさまざまな人と接して人生を楽しみながら世界を広げていってほしいですよね。
実は人に好かれる子どもには、人間力や友だち力が高いという特徴があります。次の項目からは、人間力や友だち力が高い子どもに共通する特徴や、人間力や友だち力を伸ばすためのポイントなどを紹介しますので、ぜひチェックしてください。
人間力・友だち力が高い子とは?共通する3つの特徴
人間力や友だち力が高い子どもには、友だちの意見に共感しながら自分の気持ちも主張できる、友だちといる時間も自分の時間も大切にできる、といった特徴があります。順番に詳しく見ていきましょう。
1.友だちのことを尊重しつつ自分の意見も言える
人間力や友だち力が高い子どもには、協調性が高く、相手に対する思いやりややさしさをもっているという特徴があります。わがままで自分勝手な行動ばかりしていると、当然、人はあまり寄ってきません。みんなで楽しむ空気を大切にする、友だちの意見に共感する、といった子どもは多くの人に好かれるでしょう。
ただし、相手の意見に合わせるばかりではなく、自分の意見を主張できることも大切です。自分の気持ちや考えを言わないと、友だちの後について行くだけの人、何を考えているかわからない人、などと思われるケースもあります。人間力が高く、人から好かれる子どもは、相手の意見を尊重しつつ自分の考えも主張できるのです。
2.みんなの時間とひとりの時間を両方楽しめる
友だちといる時間と自分の時間の両方を楽しめることも、人間力や友だち力が高い子どもに共通する特徴です。みんなで遊んでいるときに、ニコニコと楽しそうにしていたり、いろいろな友だちに声をかけたりするような子の周りには、自然と人が集まってくるでしょう。
みんなといる時間と同様に、ひとりの時間も大切にできなければなりません。「いつも誰かと一緒にいないと不安」といった気持ちがあると、友だちに依存してしまうため、あまり人は寄ってこないでしょう。逆に、ひとりの時間も余裕をもって過ごせると、自信や精神的な強さとなって現れるため、多くの人が集まってくるのです。
3.自己肯定感が高く相手の意見を素直に受け入れられる
自己肯定感が高いことも、人間力や友だち力が高い子どもの特徴といえるでしょう。自己肯定感が高い子どもは自分に自信をもっているため、多くの人に好かれたり頼りにされたりします。「一緒に遊んだら楽しそう」「一緒にいたら幸せになれそう」などと思われ、たくさんの友だちが集まってくるケースもあるでしょう。
自己肯定感が高いと、相手の意見や考えを素直に受け入れることもできます。自分の軸があるため、ある程度の柔軟性をもって友だちの話を聞けるのです。その結果、人間関係が深まったり、自分のことを尊重してくれる人として友だちから好かれたりするでしょう。
人間力・友だち力を伸ばすために親がすべき3つの行動
子どもの人間力や友だち力を伸ばすためには、前向きな会話を心がけたり、小さなことでもほめてあげたりすることが重要です。ここでは、親がすべき3つの行動について解説します。
1.前向きな会話を心がける
人間力や友だち力を伸ばすためには、普段から前向きな会話を心がけることが大切です。たとえば、「どうして勉強しないの!」といったネガティブな注意は避けるべきでしょう。子どもが前向きな考えをせず、言い訳をしてしまうからです。「どうしたら勉強できるかな?」などと、一緒に課題を解決するような前向きな質問をするとよいでしょう。
友だちとの関係を深めたり、けんかの仲直りをしたりするためには、前向きな考え方をする必要があります。普段からポジティブな思考を心がけることで、学校でも「どうしたら仲直りできるかな」「どうしたら仲よくなれるかな」などと積極的な解決策を考えられるのです。
2.小さなことでもほめて自己肯定感を高めてあげる
人間力や友だち力を伸ばすためには、小さなことでもほめてあげましょう。ほめることで子どもの自己肯定感が高まっていくからです。自己肯定感が高まれば友だちの存在や考え方を尊重できるため、多くの人に好かれるでしょう。
ほめるのは、どんな小さな内容でもかまいません。たとえば、「今日は宿題をきちんとできたね!」「お皿洗いを手伝ってくれてありがとう!」といったことでもよいでしょう。また、失敗した場合でも、努力したことや挑戦したこと自体をほめてあげることが大切です。「最後までやりとげられたね!」「この問題は解けるようになったね!」などと、できた部分を見つけて認めてあげることでも自己肯定感は高まっていきます。
3.相手の気持ちを想像させるような問いかけをする
思いやりや共感力を高めることでも、人間力や友だち力が伸びていきます。子どもの思いやりや共感力を育てるためには、相手の気持ちを想像させるような問いかけをするとよいでしょう。
たとえば、「困っている友だちを助けてあげたら、その子はどう思うかな?」「本を貸してあげたから、あの子はうれしいんじゃないかな?」などと、子どもの話を聞きながら問いかけるのもよい方法です。具体的な話だけではなく、絵本や小説など物語の登場人物の気持ちについて一緒に考えてみるのもよいでしょう。
親が自分の気持ちを積極的に伝えることも重要です。「洗濯物を一緒に片付けてくれてうれしいよ」「学校の話をたくさん聞けて楽しいよ」などと普段から気持ちを伝えることで、子どもが相手の感情を想像することにつながります。
子どもの人間関係のベースは親子関係。親の関わり方が鍵
子どもの人間関係のベースは親子関係であるため、人に好かれる子どもを育てるためには、親としての関わり方に注意する必要があります。前述のとおり、ポジティブな問いかけをしたり、子どもの存在を認めて自己肯定感を高めたりすることを心がけましょう。
また、子どもは親のまねをして育つため、親自身が好かれる人になれるよう努力しなければなりません。親自身が友だちの意見を尊重したり、さまざまな考え方を柔軟に受け入れたりすることで、子どもの人間力も伸びていきます。
人間力・友だち力を高めて人に好かれる子どもを育てよう!
今回は、人に好かれる子どもの特徴や、人間力や友だち力を高めるポイントなどを紹介しました。人間力や友だち力が高く、多くの人に好かれる子どもには、自分の意見も相手の意見も尊重できる、自己肯定感が高い、といった特徴があります。
また、人間力や友だち力を伸ばすためには、親としての関わり方が重要です。前向きな会話を心がける、小さなことでもほめてあげる、といった点に注意して、人に好かれる子どもを育てていきましょう。