名門私立小学校のお受験対策は?お勉強以外の家での過ごし方のポイント
「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」
名門私立小学校のお受験を考える際、学力以外にも伸ばさなければならないポイントはたくさんあります。
試験では、ペーパーテストでの成績以外に、子どもの言動や親子のコミュニケーションなども観察されています。家で過ごす時間のなかでできるお受験対策をチェックして実践していきましょう。
名門私立小学校のお受験対策はペーパーテスト以外も重要
名門私立小学校のお受験と聞くと難しいペーパーテストを何枚もこなさなければならないイメージがありますが、実際にはそれ以外のことも重要視されています。
とくに子どもの言動や親子のコミュニケーションはよく見られており、それが原因で落とされることも少なくありません。
名門私立小学校のお受験では、子どもの人間力が試されています。この人間力とはしつけ、マナー、コミュニケーション能力、頭の回転のよさなどが含まれます。
その場しのぎの言動はお受験ではすぐに見破られてしまいますので、早め早めに対策して、人間力そのものを上げられるように工夫しましょう。
お勉強だけじゃない!家での過ごし方4つのポイント
名門私立小学校のお受験で大切なのは学力だけではありません。人間力を上げるために家での過ごし方も重要です。親から子どもに何を教えてあげられるのかを考えましょう。
また、名門私立小学校のお受験は子どもだけががんばるものではありません。親も一緒にがんばることで合格を勝ちとることができます。これからご紹介することを意識して、子どもだけでなく親も成長していきましょう。
1. 家事のお手伝い
お受験当日は、試験官の指示を聞いて理解し、求められる受け答えをしなければなりません。普段からお手伝いのために「○○をして」とたくさん指示を出すことで、言葉を理解して実践する力が身につきます。
最初はテーブルを拭く、片づけるといった簡単な1つの指示で構いません。慣れてきたらテーブルを拭いてから食器を並べる、片づけてから着替えるなど、二段階の指示を出してみてください。子どもが理解して実践できる範囲が広がっていきます。
2. マナーを守ることの習慣化
名門私立小学校のお受験では、マナーもしっかりチェックされています。学力が高くても、面接の受け答えがよくても、マナーや立ち居振る舞いがなっていないと落とされる可能性が高まるのです。
マナーは短期間で身につくものではなく、日々の習慣が大切です。挨拶をきちんとする、食事のマナーを守る、外出時の立ち居振る舞いに気をつけるなど、どんなときでも気を抜かず子どもにマナーを教えてあげるようにしましょう。
○○してはいけない、と叱ると子どものやる気を削いでしまう原因にもなってしまうので、自分で実際にやってみて真似してごらん、と教えるのがおすすめです。
子どもにマナーを守らせるためには自分もマナーを学び、実践する必要があります。子どもはそんな親の姿勢を見てマナーを学んでいきます。
3. 読み聞かせで知識と絆を深める
幼児教育でも読み聞かせが大切であることはいわれていますが、名門私立小学校のお受験対策にも読み聞かせは欠かせません。
読み聞かせを繰り返し行っていると、子どもの知識が豊富になり、じっと話を聞くことや登場人物、ストーリーを理解する力が身につきます。好奇心を高め、さまざまな感情を読みとり、自分のものにしていくことも可能です。
さらに読み聞かせは親子のコミュニケーションの時間を得るための簡単な手段でもあります。名門私立小学校のお受験では親子の絆もしっかりチェックされますので、毎日の読み聞かせから親子の絆を深めていきましょう。
4. 勉強とリラックスのメリハリをつける
家でずっと勉強をさせていると、子どもはリラックスできずに必要以上に疲れてしまったり、勉強に集中できなくなってしまいます。子どもの学力をアップさせるためには、無理に長時間勉強させるのではなくメリハリをつけてあげることが大切です。
メリハリをつけるために、勉強する時間はおもちゃを片づける、遊ぶときは勉強のアイテムを片づけるなど、家でもしっかり切り替えができるようにしてあげましょう。
さらに勉強をするときも、「今日はこれだけプリントをこなす」など、目に見える形で目標を設定してあげることで、目標を達成する喜びを感じさせてあげましょう。目標達成は子どもの自信にもつながります。
入試当日直前は体調管理にも気をつけて
入試当日直前は、体調管理にもより敏感になる必要があります。これまでの努力が無駄になることがないように、親子揃ってしっかり体調管理を行いましょう。
1. 手洗いうがいの習慣化
手洗いうがいは入試当日直前だけでなく日頃から習慣化させましょう。外から帰ってきたとき、食事の前など、毎日行うことで手洗いうがいの習慣が身につきます。手洗いうがいで風邪はかなり回避できます。
とくに寒い時期の外出や人ごみにでかけたときは忘れないようにしましょう。親も一緒に行うと、子どもも習慣化しやすくなります。
2. 予防接種は早めに受けさせる
インフルエンザなどが流行する時期はお受験のシーズンでもあります。この時期の予防接種は非常に混み合い、予約がうまくとれないこともあります。予防接種系は早め早めに予約しておきましょう。子どもだけでなく家族も一緒に予防接種を受けることで感染を防げます。
3. 食事内容に気をつける
入試当日直前は食事内容にも気をつけましょう。栄養のあるもの、偏りのないものを考える必要があります。
ヨーグルトや野菜ジュースなど、健康によいアイテムをプラスするという家庭も多いです。生野菜ではなく温野菜、暑いところで育つフルーツよりも寒いところで育つフルーツなど、体を冷やさないような食事内容にすることもおすすめです。
勉強をがんばったあとは糖分が不足しています。おやつも無理に我慢させるのではなく、ある程度は与えてあげるようにしましょう。
4. 質のよい睡眠をとらせる
入試前日は緊張して眠れない可能性もあります。それまでに、質のよい睡眠をとる習慣を身につけさせましょう。
眠る前に湯船に浸かって体を温める、温かい飲みものを飲む、ベッドに入る前数時間はスマホやゲームなどの明るい光を浴びないなどの工夫もおすすめです。徹夜をしても子どもの集中力や記憶力は低下するばかりなので、無理に勉強時間を増やす必要はありません。
お勉強とリラックスする時間のメリハリを大切に
名門私立小学校のお受験では、学力だけでなく人間力も試されます。家でできるしつけ、コミュニケーションを今一度見直して、日々の行動すべてをお受験対策に向けたものにしていきましょう。
ピリピリするのではなく、楽しみながら、メリハリをつけながら対策をすることが大切です。日々がんばっている子どものためにも、家ではリラックスしつつ人間力を高める方法を考えてあげましょう。