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夫婦の会話が子どもに与える影響は大きい。親が気をつけるべきこととは?

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夫婦の会話を子どもはよく聞いている!親が注意すべき3つのポイント

夫婦の会話

子どもと会話するときは言葉遣いや表現に注意している、という親は多いでしょう。ただ、子どもは大人が話す言葉もよく聞いているため、夫婦で会話するときも言葉遣いや内容に注意しなければなりません。ここでは、3つの注意点を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.会話が少なすぎる夫婦は要注意

そもそも夫婦の会話が少ない、という家庭は多いでしょう。日本の夫婦の会話時間は、世界50ヵ国のうち48位で、1日平均で53分という調査もあります。[注1]

夫が自分の話を聞いてくれない、妻が自分に興味をもっていないなど、お互いに不満を感じていることが原因で、会話をしない夫婦が多く存在します。
仕事で帰りが遅く、会話をする余裕がないというケースもあるでしょう。ただ、子どもは夫婦の会話から新しい言葉や社会性などを学ぶため、会話が少なすぎる場合は注意が必要です。子どもの成長のためにも、家庭や仕事の事情にも配慮しながら、できる限り夫婦で会話する時間を確保しましょう。

2.夫婦の会話内での言葉遣いや表現に注意する

子どもは大人が話している言葉を覚えて真似するため、言葉遣いや表現には注意が必要です。とくに、不満が溜まって喧嘩をしてしまった場合は、相手を攻撃したり傷つけたりする言葉を使ってしまいがちです。普段の会話のなかでも、相手の考えを頭ごなしに否定したり、適当な返事をすることは避けるべきでしょう。夫婦の会話を通して、子どもによいコミュニケーションの形を教えることが重要です。

3.感謝の言葉は積極的に伝える

長い期間一緒に生活していると、わざわざ言わなくても大丈夫、伝わっているはず、と考えてしまい、会話が減っているケースがあります。家事も仕事もやるのが当たり前という考えになってしまい、お互いに感謝の言葉を伝えないことも多いでしょう。

しかし、気持ちは言葉にしないと伝わらない場合があります。「おいしいご飯を作ってくれてありがとう」「いつもお仕事お疲れさま」など、感謝の言葉は積極的に伝えあうことが大切です。子どもも気持ちを言葉で伝える大切さを感じ、友だちや先生に「ありがとう」と素直に言えるようになるでしょう。

前向きなコミュニケーションにより、子どもの人間関係が広がっていくことに期待できます。



子どもは夫婦の会話から多くのことを学んでいる

夫婦の会話

夫婦の会話は、子どもにさまざまな影響を与えます。ここでは、夫婦の会話から子どもが学んでいることや、子どもが受ける影響について解説します。

1.夫婦の会話から話しあうことの大切さを学ぶ

夫婦といっても、意見や考え方がぶつかる場面はあるでしょう。お互いに異なる意見だった場合でも、話しあうことを放棄したり、自分の考えばかりを主張したりするのは避けるべきです。

相手の意見も尊重しつつ、お互いに納得のいく解決策を探したり、解決に至らないまでも話しあいを継続する姿勢を見せることが大切です。前向きに話しあう親を見て、子どもはコミュニケーションの方法や相手を尊重する大切さを学んでいきます。

2.夫婦の明るい会話で子どもの情緒が安定する

夫婦の仲がよいことは、子どもにとってうれしいことです。お互いを認めあったり、感謝の言葉を伝えあう明るい会話を聞くと、子どもはリラックスできます。逆に、相手を否定する言葉や傷つけあう会話ばかりを聞いていると、子どもは不安を感じるでしょう。会話の内容は理解できないとしても、口調や表情、雰囲気から、子どもは不穏な空気を敏感に察知します。

親としては、子どもが安心して成長できる環境を作りたいはずです。家事をしない夫への不満、仕事の大変さを理解してくれない妻への不満といった、お互いの気持ちがすれ違っていることが原因で暗い会話をしてしまうケースが多いため、家事分担や生活スタイルを見直し、自然と明るい会話が生まれる家庭環境を作っていきましょう。

3.夫婦の会話から思いやりの気持ちを学ぶ

夫婦の会話は、子どもがコミュニケーションを学ぶためのお手本です。子どもは、よい言葉も悪い表現も、両方とも吸収して使ってしまうため注意しましょう。また、子どもは、夫婦の会話を聞きながら、相手を思いやる気持ちや感謝することの大切さも学んでいきます。子どもの気持ちの成長にも大きく影響するため、普段の会話の内容や言葉遣いを見直し、不安がある場合は夫婦で協力して改善していきましょう。

4.話すことだけでなく聞くことの大切さを知る

会話を成立させるためには、話す側だけでなく聞く側の姿勢も大切です。テレビを見ながら話を聞いたり、適当な相槌を打ったりすると、話す側も会話を続ける気がなくなってしまいます。きちんと相手に向き合い、共感的に話を聞くようにしましょう。子どもは会話の内容だけでなく、会話のスタイルや姿勢なども見ているため注意が必要です。

夫婦喧嘩をしてしまったときは仲直りまで見せる

いくら仲のよい夫婦でも、子どもの前で喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。興奮してしまい、ついつい汚い言葉や相手を傷つける表現を使ってしまうこともあります。子どもには見せたくない場面ではありますが、お互いに感情的になってしまい、避けられない場合もあるでしょう。子どもの前で喧嘩をしてしまったときは、仲直りの場面も見せることが大切です。

まずは冷静になって謝る

子どもの前で仲直りをするときは、気持ちを落ち着かせ、丁寧な言葉遣いを意識しなければなりません。イライラしたままで話をすると、再び子どもに嫌な場面を見せてしまうため、少し時間をおくとよいでしょう。
ただし、夫婦喧嘩を見た子どもは、親の関係が悪くなってしまうのではないか、自分はどうなるのだろうと不安を感じていることがあるため、何日も待つのはおすすめできません。

子どもは親の仲直りから人間関係を修復する方法を学ぶ

子どもも保育園や学校の友だちと喧嘩をする可能性があります。仲直りの方法がわからないと、険悪な状態が続いてしまったり、そのまま離れてしまう場合もあるでしょう。夫婦喧嘩をしてしまった場合は、逆によいチャンスと思って、子どもに仲直りの方法を教えることが大切です。自分が悪かった部分については素直に反省して「ごめん」と謝りましょう。相手が謝ってくれたことに対しては理解を示し、許すことも大切です。一連の流れを見て、子どもは人間関係を修復する方法を学んでいきます。

【まとめ】夫婦の会話が子どもを育てる

今回は、夫婦の会話の大切さや、夫婦の会話が子どもに与える影響などを解説しました。子どもは、夫婦の会話を意外とよく聞いています。相手を傷つける言葉や表現を使うと、子どもが真似して使ってしまうため注意が必要です。逆に、相手を思いやる表現や丁寧な言葉を選べば、子どもによい影響を与えられるでしょう。

子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまった場合は、仲直りまで見せることも重要です。夫婦の会話は子どもの教育の一環と考え、適切な言葉や表現を選ぶようにしましょう。

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