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子どもが話しを聞かない理由は?”話しを聞ける子”に育てる接し方を紹介

「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」

子どもが話しを聞かないのはなぜ?原因と対処法!

「子どもが親や先生の話しを聞かない」という悩みは、多くの親が悩まされる問題のひとつです。「いったいどのような言い方を子どもにすると話しを聞かないという状況になるのか、理解できない!」と頭を悩ませる親御さんは非常に多い傾向です。しかし、健やかに育ってもらうためにも、しっかりと話しを聞いてもらわなければなりません。子どもが大人の話しを聞くことができるようにするために、大人はどのようなポイントに気をつけなければならないのでしょうか?ここでは、子どもが話しを聞かない原因とその対処法について、詳しくご紹介します。

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子どもが話しを聞かない原因

子供が言うことや話を聞かないと感じるとき、心当たりのあるあなたの言動はありますか?(複数回答OK)

子どもが親の言うことを聞かない場合の原因としては、主に次の2つ理由が考えられます。

  • ・頭ごなしに叱る
  • ・ほかの作業をしながら注意している

子どもが何か問題行動を起こした場合に、とっさに「だめ!」「やめて!」「〇〇しないで」などと叱ってしまう親御さんは非常に多い傾向です。しかし、このような叱り方をしても、子どもはますます悪のりしてしまい、頭を悩ませてしまうシーンをよく見かけます。このような状態になってしまうと、収拾がつかなくなって大変な状況になってしまいます。

親にとっても、子育てをするうえで、理由をしっかり説明せずに頭ごなしに叱ることはよくないと感じている方は多いです。ただ、不意をつかれてしまうと、親自身も焦ってしまうことから、手短な注意をしてしまうのです。しかし、このような注意の仕方をしてしまうと、子どもは余計に反抗して言うことを聞きません。そのため、どのように対応すればいいのか頭を悩ませやすいのです。

また、何かほかの作業をしながら注意する場合も、子どもは言うことを聞きません。ママは、日々忙しい家事に追われています。時間がないからといって何か作業をしながら注意してしまうと、子どもの心に響かせることができません。親が真剣に注意していない気持ちを子どもはすぐに見抜きます。このような状態では、子どもに言うことを聞かせる効果は非常に薄いといえるでしょう。

子どもが言うことを聞かないことで頭を悩ませている親御さんは、このような苦い経験をしたことがあるのではないでしょうか?それでは、次は話しを聞かない子どもへの接し方や、対処方法などについて確認してみましょう。

話しを聞かない子どもへの接し方・対処法

「頭ごなしに叱る」「ほかの作業をしながら注意する」というのは、どれも子どもが言うことを聞かない方向に向かわせてしまう典型的な問題のある言動です。話しを聞かない子どもに対しては、次のポイントを意識して注意してみましょう。

【「〇〇しないで」ではなく「〇〇しよう」に言い換える】

「カリギュラ効果」というものをご存じでしょうか?心理的な行動のひとつであり、「禁止されるとますますやってみたくなる」という心理状態を指します。大人であっても自分自身、身に覚えがあるという方は多いかもしれません。禁止は、人間にとって逆に誘い水になってしまう魔法の言葉なのです。特に発達途中の子どもにとっては、魅力的な言葉となります。

そこで、「~しないで」ではなく、「~しよう」という肯定的な言い方に変えてみましょう。相手に対して、命令口調ではなく呼びかけるような注意をするのです。これによって、子どもの行動は少しずつ変わる可能性が高くなります。

【話しをするときは目を見て集中すること】

人間のコミュニケーションは、言葉で伝わることよりも、仕草や声質のような非言語分野で伝わる情報量の方が多いとされています。また、今回のようにながらで注意すると、特に言葉と態度に矛盾があると判断されてしまいます。こうなると、言語よりも態度の状態が優先されて伝わってしまうのです。これを「メラビアンの効果」といいます。「メラビアンの効果」では、言葉の伝える力は7%しかないと考えられているのです。

言葉では注意していても、何か別のことをしながらなど、保護者自身がその言葉を真剣に伝える態度を取っていないと、子どもには「別にこの言葉は聞かなくていい」と受け取ってしまうのです。子どもに注意するときは、どんなに忙しくてもきちんと目を見て真剣な気持ちで伝えようとしなければ、逆効果にしかならないことを知っておきましょう。

話しを聞かない子へのNG対処法

ここまでは、言うことを聞かせるために対処方法などについてご紹介しました。それでは、逆効果となってしまうようなNG行動についてご紹介いたします。これに該当してしまうと、子どもが保護者の話しに耳を傾けてはくれませんので、注意しましょう。

【四六時中注意しない】

いつまでたっても言うことを聞いてくれない場合、ずっと怒ってしまうことがあります。四六時中注意していると、子どもは親の言葉自体がストレスになり、ストレスから身を守ろうとするのです。そうすると、子どもは親が言うことすべてを聞き流すようになってしまいます。そうならないためにも注意するときは、その場で本当に必要なことだけを、ピンポイントで伝えるようにしましょう。

【イライラしたまま注意しない】

言うことを聞いてくれないとどうしてもイライラが募ってしまうものです。しかし、イライラしたまま注意すると、過去のことまで思い出してしまい、つい行き過ぎた怒りをぶつけてしまう恐れがあります。これでは、子どもは理不尽に感じてしまいます。これを避けるためにも、イライラしたときは、まず6秒間だけ我慢することを意識しましょう。これは、アンガーマネジメントという、怒りの感情を管理する方法です。人間の脳は怒りを感じたときに6秒時間を置くことで、その怒りが落ち着かせることができるとされています。

【実際に行わないような脅し文句は使わない】

子どもを注意するとき、つい「ゲームばかりしているとそのゲームを捨ててしまうよ」などの脅しをしていないでしょうか。脅したのにその行動をしないままでいると、子どもは「この脅し文句は無視して良い」と判断してしまいます。そのため、脅し文句は使わずに真剣な態度で子どもに注意をしましょう。子どもにも保護者の真剣さが伝わり、言葉に耳を傾けるようになるはずです。

まとめ まずは親が話しを聞く姿勢を持とう

「言うことを聞かない」「話しを聞かない」という子どもに対して、親がついやってしまいがちな言動が、逆効果になってしまっていることが多いです。この状態に、自分もうすうす気づいていることが多いのですが、実際にどのような言葉や行動をするべきかが分からずに、そのままになってしまっているというケースが少なくありません。子どもが話しを聞くようにするために、ママやパパが取るべき対応をもう一度おさらいしましょう。

  • ・禁止したいことを逆に言い換えて「こうしよう」と伝える
  • ・子どもの目を見て真剣な気持ちで伝える(言葉と態度を一致させる)
  • ・本当に今注意しなければならないことだけ注意する
  • ・イライラを子どもにぶつけたくなったら6秒間だけ我慢する
  • ・実際にできないような脅し文句は使わない
  • ・保護者から言動を変えることで、子どもの言動が変わるように働きかけていきましょう。

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