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子どもの自立へ直結。子育て中、過干渉・過保護にならないために

「こんにちは、仕事と教育の両立をサポートする託児サービスを提供する伸芽'sクラブです。」

子どもが成長するためには親のサポートが必要ですが、過干渉や過保護になると自立を妨げてしまいます。過剰に手助けをすると、子どもは「何でも親が決めてくれるだろう」「いつでもサポートしてくれるだろう」と感じてしまうため、自分で決めたり行動したりする力が育たないのです。

とはいえ、子どもに対してできるだけサポートをしてあげたい、困っている子どもを放っておけない、と考える親も多いでしょう。そこでこの記事では、過干渉や過保護による子どもへの影響やリスク、過干渉や過保護にならないための注意点などを紹介します。子どもとの関わり方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの自立の芽をつぶす!過干渉・過保護による3つのリスク

子どもの自立へ直結。子育て中、過干渉・過保護にならないために

子どもの世話をすることは親の務めではありますが、すべてのことをしてあげる必要はありません。親が過剰に手を出すと、子どもの成長の機会を奪ってしまう可能性もあります。ここでは、過干渉や過保護による3つのリスクを紹介しますので、チェックしておきましょう。

1.子どもの主体性が育たずいつまでも自立できない

子どもがいつまでも自立できなくなることは、過干渉や過保護による大きなリスクです。赤ちゃんであれば、ごはんを食べさせたり、服を着替えさせたりする必要がありますが、子どもは少しずつ成長して自分でできることが増えていきます。

自分で服を選ばせて着替えさせる、靴ひもは自分で結ばせる、自分で歯を磨かせるなど、親のサポートを減らしていかなければ、子どもの主体性や能力が育ちません。親がいないと何もできないという子どもにならないよう、発達段階に合わせて世話の内容を変えていきましょう。

2.自分で考える力が育たない

親が手や口を出しすぎると、子どもは「何でも親が決めてくれる」と思ってしまうため、自分で考える力が育ちません。入りたい部活や行きたい大学が決められないだけでなく、就職先や結婚相手すら自分で決められなくなる可能性もあります。子どもが悩んでいるときに相談にのることは必要ですが、簡単に答えを与えるのではなく、子ども自身に考えさせるようなサポートをすることが大切です。

3.親の顔色を気にしすぎるようになる

親の顔色を気にするようになることも、過干渉や過保護のリスクといえます。子どもにとって親の意見の影響は大きいため、口を出しすぎると、「親が喜びそうなほうに決めよう」「これを選んだら怒られるかも」などと、親の顔色をうかがいながら行動を決めるようになってしまうのです。

自分で決断して、その結果に自分で責任をとれるようになることは、大人への重要なステップです。子どもの自由な人生をサポートしてあげることが親の務めといえるでしょう。

過干渉・過保護にならないために親が注意すべき3つのポイント

過干渉や過保護にならないためには、どのようなポイントに注意すべきでしょうか。ここでは3つの注意点を紹介します。

1.「自分でやれる」という自立心を育む子育てが肝

過干渉や過保護を避けるためには、子どもの自立心を育むことが大切です。子どもの成長に合わせて、できるだけ自分で行動させましょう。たとえば、2歳くらいになったら自分で服を着替えさせる、小学校に入ったら時間割に合わせて自分で教科書を準備させる、といった対応が重要です。

子どもが「自分でやれる」という感覚を獲得すれば、どんどん自分で行動してくれるため、親が過剰に口や手を出す必要もありません。最初のうちは時間がかかってしまう場合もありますが、焦って手を貸さず、子どもの能力を信じて見守ってあげることが大切です。

2.物事の最後は子どもに選択させる

子どもの相談にのったり、知らない情報を教えてあげたりすることは必要ですが、最終的には子ども自身に選択させましょう。親から見ると間違った選択をする場合もありますが、失敗から学べることもたくさんあります。子どもの命に関わる場合や大怪我をするようなケースは親が注意しなければなりませんが、ある程度の失敗は学びのチャンスと考えて、口出しするのは我慢しましょう。

3.親が先回りしすぎない

過干渉や過保護にならないようにするためには、先回りを避けることも大切です。たとえば、子どもが「おやつ!」と言ってきた場合、大人であれば「おやつを食べたい」ことはすぐにわかります。ただ、先回りしておやつを与えるのではなく、「おやつが何?」などと聞き返すとよいでしょう。

自分の気持ちや希望をはっきりと言葉で表現することは、さまざまな場面で求められます。子どもの気持ちに共感することは大切ですが、親が先に言語化するのは避け、できるだけ子ども自身に表現させましょう。



親がストッパーになるべき2つの場面

子どもの自立へ直結。子育て中、過干渉・過保護にならないために

過干渉や過保護は避けるべきですが、親が介入すべき場面もあります。過干渉と無関心は大きく異なるため、注意しなければなりません。ここでは、親がストッパーになるべき2つの場面を紹介しますので、確認しておきましょう。

1.子どもが事故や犯罪に巻き込まれそうなとき

子どもが大きな犯罪や命に関わる大事故に巻き込まれそうなときは、親が介入すべきでしょう。子どもは知らず知らずのうちに法律違反をしたり、危険な場所で遊んだりする可能性もあります。基本的には子どもの行動を見守りつつ、必要な場面では厳しく叱ることも大切です。また、友だち同士の小さなけんかであれば問題ありませんが、相手に大怪我をさせたり、精神的に傷つけたりした場合は、注意しなければなりません。

2.子どもからSOSのサインが出ているとき

子どもがSOSのサインを発しているときも、親のサポートが必要です。たとえば、子どもが長い期間落ち込んでいる、笑顔がなくなった、食欲がない、といった場合はどうしたのか聞いてみましょう。ただし、子どもにも言いたくないことはあるため、無理やり聞き出すのは避けるべきです。「困ったらいつでも言ってね」「何でも相談にのるよ」などと、味方であることをやさしく伝えるとよいでしょう。

過干渉・過保護はNG!基本的には子どもに委ねて見守ろう

今回は、過干渉や過保護による子どもへの影響や、子育てにおいて親が注意すべきポイントなどを紹介しました。子どもの行動に対して過剰に干渉したり、危ないからといって過剰に手を出したりすると、子どもの主体性が育たず、いつまでも自立できません。自分で考える力が育たない、いつも親の顔色を気にするようになる、といったリスクもあるため注意が必要です。

過干渉や過保護にならないようにするためには、できることは子ども自身にさせて自立心を育む、サポートしつつも最終的には子ども自身に決定させる、といったポイントに注意しましょう。事故や犯罪に巻き込まれそうな場合や、子どもからSOSが出ている場合には、親が介入しなければなりませんが、基本的には子どもに委ねて見守ることで、さまざまな能力が伸びていくでしょう。

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